合格体験記
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2011年慶應義塾大学文学部合格者のセンター国語の対策・解き方

ーー8割以上安定してとれる人は早慶上智の現代文・古文も解けるーー

2011年慶應義塾大学文学部合格者のセンター国語の対策・解き方
年度
2011年(現役)
入学
慶應義塾大学文学部
合格大学
青山学院大学文学部
上智大学文学部
早稲田大学教育学部
早稲田大学文化構想学部
出身高校
東京都私立錦城高校
センター試験
英語 188点 / 国語 140点 / 日本史 92点

センター国語の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

自分の場合センター模試でも160点を超えたことはなく記述模試の最高偏差値も63程度だったのでセンター国語の目標点は160点でした。特に現代文が苦手だったので、古文漢文で9割以上取り、評論と小論でミスしても160点を超えれれば思っていました。

ですので解く順番を比較的に安定していた古文、漢文、そのあとに現代文、評論文にして、それぞれ20分ずつの時間配分で解きました。古文漢文を15分〜18分程度で解けると現代文と評論を余裕をもって解けるようになるので問題集や過去問、予想問題集を解く際はMAXの制限時間を18分で解いていました。

センター国語の対策で使用した参考書・問題集と使い方を教えてください。

河合塾の「マーク式総合問題集国語」 「マーク式基礎問題集現代文 」「マーク式基礎問題集古文 」「マーク式基礎問題集漢文 」、駿台の「センター国語実践問題集」などひたすらセンター国語の問題集を解きました。

重要なのは使い方だと思います。自分の場合、まず一通り解き、答え合わせ、そして解説を読みながらなぜ間違えたのかの確認をします。そのあと書き込みがない状態で回答の根拠を100%言えるようになるまで同じ問題を解き直しました。

なぜ解き直しを何度も行うべきかというと、「正解する感覚」を養うためです。1回解いて回答を見て終わりだと結局何も身につかないので、解けなかった問題を自力で解けるようになるまで繰り返すことで正解する感覚をみにつけていくのです。

自分が国語の偏差値が全く上がらなかった時は点数ばかり気にしていて解き方を全く改善していなかったのですが、同じ問題を満点をとれるまで何回も繰り返すようになってから解き方が確立されて正答率も上がって行きました。

センター国語の第1問(評論)の対策・解き方を教えてください。

センター現代文では「下線部はどういうことか」「それはどういうことか」という問題が必ず出題されると思うので、マーク式問題集を何周もすることによってその解き方を自分で確立させました。

まず設問を見る前にまず自分の言葉で説明できるくらいに理解します。傍線部に含まれる指示語を明らかにする、傍線部の前後の関係から何を言いたいのか、例をあげるとしたらどういうことかなど、傍線部に対して5W1Hを投げかけるイメージです。

「下線部はどういうことか」という問題は記述模試なら記述で書くところですよね。ですので記述で回答するとしたら何を書くのか考えるのが重要なのです。

「それはなぜか」と原因を聞く設問に関しても必ずその回答をまず自分の頭の中で「〜だから」と言えるまで考えます。そのあとに設問をみて自分の頭の中の回答と選択肢を照らし合わせて一致するものを選びます。

これができるようになるだけでもだいぶセンター現代文の点数は安定すると思います。重要なのは自分なりに正解を導く解き方を確立することで、まぐれで正解しても何の意味もないので注意してください。

センター国語の第2問(小説)の対策・解き方を教えてください。

1番点数が揺れてしまうのが小説だと思います。結局最後まで安定せず本番も評論のせいで7割になってしまったのであまりあどばいすできる立場でもないですが、選択肢の「主語」「指示語」「動詞」「目的語」に注目して選択肢を判断するのは当然のこと、あとは結局のところ「慣れ」だと思います。

慣れるために必要だと思うのは「何度も読み込んで満点をとれる小説の問題を20個くらいつくる」ことかなと。

過去問やマーク式問題集、予想問題集など何でも良いのですが同じ問題を何度も読み込んで満点をとれるようになった小説の問題を20個くらいつくれば正解する感覚が身につきかつ間違えるパターンを把握したりできると思います。

とはいえ国立志望であればセンターの点数が国立の合否に直結しますが、私大志望であればセンター利用で使うのみで、モチベーションが上がらなかったりする人もいるかと思います。

どうしても評論が苦手なら思い切って捨てるのもありかと。評論、古文、漢文は私大の個別試験でも出題されますが小説はほとんどの大学で出題されないはずです。ですので小説に時間をかけすぎるのは非効率ですよね。

なので現代文、古文、漢文は私大対策につながるので本気で取り組むべきですが、小説に関しては対策し過ぎないのも大事になってくるかなと思いました。

センター国語の第3問(古文)の対策・解き方を教えてください。

古文の対策も「マーク式問題集」のみです。もちろん古文単語や古文文法はそれまでの積み重ねで仕上がっているのが前提です。「マドンナ古文」「古文単語315」「富井の古典文法をはじめからていねいに」などを使いました。

早慶上智志望者であれば古文単語、敬語をはじめとした古文文法が仕上がっていることは当たり前として、読解問題の性分なので単語と文法問題のミスは絶対に許されません。

解き方としては主語、動詞、目的語に注目することによって選択肢を見極めます。なので、傍線部の説明の設問は主語と動詞と目的語を設問を見る前に把握することが欠かせません。これをしないと選択肢に惑わされてそれっぽい内容の選択肢を選んでしまいます。最後の設問は、途中途中解いていました。

センター国語の第4問(漢文)の対策・解き方を教えてください。

漢文もマーク式問題集をベース、そのあと出てきた句法を「漢文早覚え速答法」などで確認、用語も出てきたのは全て暗記します。漢文の問題を20個くらい解けるようになると、出題される「反語」などの句法の問題も「またこれか」と思えるようになり間違えなくなります。

漢文は頻出の用語と句法をどれだけ暗記できるかで点数がかなり変わってきます。なのでその問題を自力で満点をとれるようになるのはもちろんのこと、復習の際に選択肢に出てきた用語や解説にのっていたのを暗記する、句法も出てくるたびに他の参考書で復習まですると非常に効率的に点数アップを実現できると思います。

センター国語の対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

本番で小説は失敗してしまいましたが、マーク式問題集で選択肢を解く際に「これ以外ありえない」と思えるほど繰り返し解いて正解の感覚を身につけたことが本番のセンター国語の点数、さらに私大の国語の点数に直結しました。

現代文、古文、漢文全てにおいて「解き捨て」= 解いて答え合わせをして終わり、では絶対に点数は上がりません。なぜなら解けなかった問題を解けるようにしていないからです。解き捨てをするのではなく、同じ問題を何度も解いて満点をとれるようになるのはもちろんのこと自分の解き方を確立させるのが高得点を取るために必須だと思います。

最後にセンター試験を終えた今だからこそ言えるセンター国語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

苦手教科ほど問題集であっても点数に一喜一憂しがちなので、自分は点数を出さずにあってるかあってないかだけ確認してどうやったら正解にたどり着けるか、そして自力でたどり着けるように繰り返したことが結果につながったと思っています。なんとなく回答しているうちは決して国語の点数は伸びません。

結果的に小説で失敗して目標の8割には届かなかったですが、同じ問題を完全に理解して何度も解くことによって正解の感覚は確実に身につきました。それが私大の評論対策にもつながり、早稲田や上智の現代文も解けるようになったと言っても過言ではありません。

古文漢文で毎回9割以上取れる人は難関私大の古文漢文も問題なくとれる実力があるはずです。

3年の10月ごろまで国語の偏差値が60前後で止まっていた状態を打開できたのはセンターのマーク式問題集を書き込みのない状態で何度も繰り返し解いたことが要因だと確信しています。センター国語の対策を早慶上智対策になることを忘れずに頑張ってください!