合格体験記
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2011年慶應義塾大学文学部合格者の英語の過去問対策・解き方

ーー早慶上智レベルの英語長文の読み込みと和訳の解き方が合否を分けるーー

2011年慶應義塾大学文学部合格者の英語の過去問対策・解き方
年度
2011年(現役)
入学
慶應義塾大学文学部
合格大学
青山学院大学文学部
上智大学文学部
早稲田大学教育学部
早稲田大学文化構想学部
出身高校
東京都私立錦城高校
センター試験
英語 188点 / 国語 140点 / 日本史 92点

英語の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

慶應の文学部の英語は毎年読み応えのあるいかにも文学部っぽいテーマの長文が出題されますね。試験時間は120分かつ辞書持ち込み可能なので、慶應の文学部の英語で時間が足りなくなるということはあまり考えられません。なので問題を解き始める前に長文を全て読み切ってしまって良いのかなと個人的には思います。

もちろんゆっくり読みすぎて時間をかけすぎると急いで回答を書かなければいけなくなるので限度はありますが。なぜ一度長文を読んでしまって良いかというと、英語長文のレベルが日本語だとしても理解するのが難しいのが1点と、全体を理解したほうがより柔らかく噛み砕いた回答が「和訳」でできるからです。

合否の鍵を握ると思っていたのは「和訳」と「英作文」です。おそらく配点も高いと思いますし、直訳だけでは満点をもらえずより理解していることを採点者に伝わるような回答が求められていると思いました。

過去問を解いている時から和訳でどれだけ文構造を抑えていることをアピールしながら直訳せず柔らかい日本語にできるかが高得点のためには必要だと思っていました。

本格的に英語の過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

慶應の文学部は早稲田文学部、上智外国語学部と同様に第一志望群だったので、過去問は7年分解きました。英語は毎年出題形式も同じなので和訳・英作文の質を上げるために最低5年分は繰り返し解くべきかなと思いました。

試験一週間前は慶應の文学部の英語だけ解く日を作ったりひたすら回答の形式に慣れました。早慶上智でもこれだけ国立大学の2次試験みたいに和訳をさせるところは少ないので、他の早慶上智を受ける受験生も慶應の文学部の英語の対策は入念にしたほうが良いですね。

一定の長文読解力がある状態で自分なりに分析しながら解けば本番の点数に直結するはずです。

英語対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

慶應の文学部対策として解いたわけではないですが、「やっておきたい英語長文700」「やっておきたい英語長文1000」の長文を何度も何度も読んでいたので、慶應の文学部レベルの英語長文を読んだ時にびびらないというか、いつもと同じレベルの長文だなと思えたのはかなり大きかったです。過去問を解いていても全く読めないという感覚はなかったです。

「やっておきたい英語長文700」「やっておきたい英語長文1000」を自分のメモなどの書き込みがない状態で単語も全て覚えてスラスラ読めるようになるには相当の時間を要しますが、慶應の文学部レベルの英語長文でも問題なく読めるようになると思います。

英語の偏差値が65以下の人は文学部の過去問対策するのではなくまず根本的な長文読解力を高めたほうが結果的に合格に近くのではと感じましたね。

英語で個別で対策が必要だった設問、合否の鍵を握ると思った設問の対策と解き方を教えてください。

慶應の文学部の英語で合否の鍵の握ると思った問題は配点の高そうな「和訳」と「英作文」です。仮に和訳する英文に知らない単語が含まれていても辞書があるので調べることはできますが、辞書の意味をそのまま書いてもおそらく正解にならないのではと思っていました。

というのも私大文学部のトップの慶應の文学部がそんな低レベルのことを求めているはずはなく、文脈からその難しい単語を噛み砕いて和訳することを求めているのではないかと思ったからです。和訳も英文単体だけで訳そうとしても噛み砕いて訳すことができない気がしていました。

長文全体の要旨をきちんと理解した上で和訳することを意識して回答しました。

英語の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

過去問は何度も解いているともちろん答えを覚えてしまいます。ですが重要なのは「正解の記述」の感覚です。慶應の文学部の英語は和訳が多いですが、どれくらいの噛み砕き方をするのか、指示語はどの程度具体的に書くのかなどの感覚は同じ問題でも何度も回答して実際に書くことによってしか身につけられません。

なので必ず答えがわかっていても自分の手で回答を書くことが合格につながると思いました。過去問を解き直す際にめんどくさいからといって回答を書かないのは絶対にやめたほうがいいです。

英語の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

慶應の文学部の英語を意識して「やっておきたい英語長文500」「やっておきたい英語長文700」「やっておきたい英語長文1000」で設問になっていない英文でも、自分で和訳で出題されそうな構文が含まれる英文を自分で問題にして和訳の練習をしていました。

確かに和訳専用の問題集もありますが、それらの問題集は一文単体での和訳なので正確には慶應の文学部の出題のされ方とは違います。また、自分が普段何度も読んでいる長文の中の英文で和訳の練習をすれば長文の理解が深まりかつ前後の文脈から和訳を行う慶應文学部と全く同じ形式になります。

とはいえ解説は問題集の和訳しかないので不安であれば学校や予備校の先生に確認すればいいと思います。僕は自分で和訳して学校の英語長文の先生にみてもらって添削やコツを教えてもらいました。

最後に合格したからこそ言えるこの大学の英語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

慶應の文学部の英語は私大では珍しく「長文読解力」「和訳力」「英作文」と国立っぽい総合的な英語力が求められます。選択問題も数問しかないためほぼ記述と言えますね。

そのため、小手先の過去問対策やテクニックで合格点を取れる問題のレベルではありません。

文学部の英語で合格に近づくには「普段から早慶上智レベルの英語長文を読み解く」+ 「ある程度の過去問対策」の2つで比重としては8:2くらいだと思います。慶應だからといって過去問対策に力が入ってしまいがちですが、先ほども述べた通り逆に遠回りな気がしました。

普段から早慶上智レベルの英語長文を自力でスラスラ読めるようになり、その上で自分で分析しながら解き方を工夫したり回答の質を高めていけば必ず慶應合格につながると思います!