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2011年慶應義塾大学文学部合格者の日本史の過去問対策・解き方

ーー普段から因果関係を理解することが試験本番の「論述」の点数につながるーー

2011年慶應義塾大学文学部合格者の日本史の過去問対策・解き方
年度
2011年(現役)
入学
慶應義塾大学文学部
合格大学
青山学院大学文学部
上智大学文学部
早稲田大学教育学部
早稲田大学文化構想学部
出身高校
東京都私立錦城高校
センター試験
英語 188点 / 国語 140点 / 日本史 92点

日本史の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

自分は英語と日本史が得意で小論文が苦手だったので、日本史で高得点をとるのはマストだと自覚していたので慶應文学部の日本史の目標点は85%以上でした。記述問題が多いので問題をみてわからなかった瞬間にその問題はもう落としたことになってしまいますし、漢字のミスも起きやすいのでなんだかんだで8割以上をとるにはかなりの実力が求められますね。

もう1つは論述で高得点をとれるかですね。毎年出題されますし、配点もおそらく一番高いでしょうから論述ができるかどうかは合否を大きく左右するでしょう。

本格的に日本史の過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

文学部の日本史は8年分解きました。もちろん同じ問題は出ませんから幕末の問題が出題されたらその流れと因果を実況中継と自分のノート、用語集で全て見直すなどする。

日本史の場合解けば解くほどためになると思います。大事なのは正解にならなかった選択肢や人物や事件全てを復習することだと思います。当然同じ問題は出ないわけですから。

例えば藤原北家関連の問題が出題されたら藤原鎌足、藤原冬嗣 、藤原良房 、藤原基経、藤原忠平に関わる事件や政治に関しては漢字も含めて入念に復習するとか、問題集のその単元だけ解くといった感じです。

日本史対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

日本史の授業が始まった高2から「実況中継」「菅野日本史B講義録」「菅野の日本史Bハイレベル問題集」「日本史B用語集」をずっと勉強していましたが、それで慶應の文学部のレベルにも到達できました。模試では偏差値70を下回ることは基本なかったですし、偏差値が高く出やすいBenesseの模試では偏差値80を超えたこともあります。

特に「菅野の日本史Bハイレベル問題集」は難関大で出題された問題が集約されているのでその単元でどのように問題が出されるかわかるので、あの問題集がなかったらこんなに日本史が得意にならなかったと思います。

日本史で個別で対策が必要だった設問、合否の鍵を握ると思った設問の対策と解き方を教えてください。

基本的に過去問以外で論述対策は行なっていません。どちらかというと普段の日本史の勉強の姿勢が大事で自分の場合「実況中継」「菅野日本史B講義録」の読み込みが論述の点数につながると実感したので、一問一答をやるよりは1つ1つの事件や歴史の流れに対してなぜ起きたのかなど経緯を把握するようにしていました。

仮に日本史の論述対策の問題集を買ったとしても一定は対策できますがなんだかんだいってその問題集で出題された論述が本番で出るわけでもないですし。

慶應文学部の論述では因果関係をわかっていないと表面上の回答しかできないので、いかに歴史的背景や因果をわかっていることを伝えるかが大事です。ですので回答を書き始める前に構成を先に考えることが必須。

回答に入れた方が良い人物やワードの選定を行うべきですし、書く順番もそうです。どの用語を入れると採点者に何が伝わるかなども慎重に考え、構成も整理して回答することが論述で高得点を取るために重要になります。

日本史の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

慶應文学部の日本史の過去問を解く際には「論述」の回答の仕方と質にはかなりこだわりました。自分が受験した大学で日本史で論述があるのは慶應文学部だけだったので基本的に論述対策のために問題集を解いたり添削を受けたりしていないので過去問を10年分くらい遡って、ひたすらどう回答すべきか考えました。回答の仕方はさきほど述べた通りですね。

過去問の復習の際は、単純に過去問の問題の答え合わせと間違えた問題の暗記はもちろんのこと、別にその過去問をきっかけに自分は苦手だなと思った単元を復習しなおす時間を毎回とりました。

慶應の文学部に限らず、過去問からどこまで知識を増やせるかで直前期に日本史がどれだけ伸びるか変わるので過去問を解いて終わりには絶対にしないようにしましょう。

日本史の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

日本史の過去問対策でやらなくて良いことして過剰な史料問題の対策ですね。文学部の日本史では毎年資料問題が出題されますが、基本的に頻出の史料が出ることはないです。

自分も東進の「日本史史料問題一問一答 」を高校2年生の時から解いていましたが、そこにのっているレベルの史料は出題されずにそうではなく誰もみたことないけれど史料中の用語を手がかりにわかる史料が出題されます。

なので日本史の過去問を解いた時に知らない史料ばかりだから史料対策をしようとなるのではなく、推測をして何の史料か見極める練習をしたほうがいいですね。

まずは文学部の過去問10年分くらい史料問題だけ解いて本当に史料をしらなくても正解できることを実感してみると良いと思います。

最後に合格したからこそ言えるこの大学の日本史で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

慶應文学部の日本史の問題のレベルを考えると、やはり学校で日本史の授業を受け始めた時点で勝負が始まっていると言っても過言ではありません。3年生になってから頑張ろうとしても他の教科も偏差値70以上を目指す必要がありかつ学校の授業でどんどん進んでいく中で2年生の範囲を復習するのはかなりきついです。

自分の場合、定期テストのたびにその範囲の「実況中継」「菅野日本史B講義録」「用語集」「資料集」を何度も読み込み、「菅野の日本史Bハイレベル問題集」のその単元を完全暗記し、模試のたびにも解き直しました。その積み重ねが本番でも高得点をとれた理由だと思っています。

直前期の日本史の勉強に関してはやはり過去問で間違えた問題を完全に暗記すること、出題された問題でなくその単元を丸ごと復習することが総合的な日本史の成績向上になるので、そこはぜひこだわってほしいと思います!