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2017年東京大学文科三類合格者の配点・合格最低点超えの戦略

ーー得意科目で苦手科目をカバーしつつ苦手分野をなくしていくーー

2017年東京大学文科三類合格者の配点・合格最低点超えの戦略
年度
2017年(現役)
入学
東京大学文科三類
合格大学
立教大学法学部
慶應義塾大学商学部
早稲田大学文学部
早稲田大学法学部
出身高校
埼玉県私立本庄東高等学校
センター試験
英語 194点 / 数I・A 97点 / 数II・B 88点 / 国語 161点 / 世界史 97点 / 地理 82点 / 生物基礎 47点 / 化学基礎 44点

初めて全教科の過去問を解いたのはいつですか?また合格最低点を越えることができましたか?

初めて全教科の過去問を解いたのは、高3の夏休みです。その際、英語は120点満点中50点台、国語は120点満点中40点台、数学は80点満点中15〜18点、世界史は60点満点中8点、地理は60点満点中18点という絶望的な状況でした。もちろん合格最低点の足元にも及びません。その時は「夏休みの時点でこんなに点数がとれなくて合格するのだろうか」と焦りと不安に駆られていましたね。

英語はとにかく時間が足りず、リスニング以外は各大問を見ても良くて半分正解、国語は古文・漢文ですら半分も解けていませんでした。数学にいたっては大問の(1)だけ手をつける、もしくは大問1問丸々白紙といった施しようのない状況。世界史の第1問の大論述は丸々白紙、第2問、第3問は分かるところだけ解く、地理も分かるところだけ解くといったかなりの惨状でした。

その後、なんとかして合格最低点に食い込もうと、まずは比較的点数のとれそうな英語、次に苦手な数学、といった具合で各教科のテコ入れをしていきました。

直前期合格最低点を超えるようになりましたか?直前期に各教科何割程度とれていたのか、またどのような対策が合格最低点超えにつながったと思いますか?

直前期でも全科目合計で合格最低点を超えることはなかなか難しかったですね。英語は安定して120点満点中60点台をとれるようになりましたが、他教科の出来との兼ね合いも鑑みると、本番では70点台をとることが必要だと考えていました。

国語も安定して60点台をとることができましたが、問題は数学。夏休みからあまり進歩せず、20〜30点台しかとれない状況でした。既習範囲も終わりようやく世界史は20点台、地理は30点台をとれるようになりましたが、合格最低点を超えるためには世界史、地理ともに10点上げる必要がありましたね。

本番で合格最低点を超えるために、各教科苦手な分野に絞って、過去問10年分をもう一度解き直し、最後の詰め込みを図りました。

この学部の配点・自分の得意科目・不得意科目・各教科の難易度を考慮した上での特点戦略を教えてください。

本番で合格最低点を超えるために、得意な英語で点数を稼ぎ、苦手な数学が足を引っ張らないよう戦略を立てていましたね。

英語は苦手な第2問の段落整序問題、第5問の読解問題に絞って赤本10年分をもう1周し、自分の誤答と設問に対する解説をノートにまとめることで、正答にたどり着くコツを掴む。世界史、地理、国語も同様に誤答と解説をノートにまとめていましたね。

数学は赤本10年分の解説を熟読して、問題文のどの要素からどの式が導けるのか、どのパターンの問題(例えば角度を求める時にベクトルを使って解くなど)なのかを徹底的に研究するといった戦略でした。

本番で合格最低点を下回って落ちるとすれば、直前期の時点でまだ半分もとれていない数学で、本番でも合格最低点超えに必要な80点満点中40点という点数をとれず大コケすると思っていました。

この学部の合格最低点を越えるために合格したからこそ言える総合的なアドバイスをお願いします。

各科目の難易度は年によって大きく変動しますが、合格最低点はあまり変動しません。ということは、難易度の低い科目でしっかり得点できているか、できない科目があっても得意科目でカバーできているかが問題になってきます。特に2017年度の数学は近年稀に見るくらい簡単だったと言われているので、そういった問題で半分以上得点できるようにしておきましょう。

また、駿台や河合などの東大模試で合格最低点を超えなくても、落ち込む必要はありません。東大模試は、本番より難易度が高めに作られているので、解けなくても当然と捉えるべきでしょう。模試が散々でも、本番で得点できれば良いのです。あくまで本番の入試の過去問において合格最低点を超えることを目標にしていきましょう。