合格体験記
# 模試・偏差値

2017年京都大学工学部合格者の模試の偏差値・活用法

ーー模試を使って自分に足りない知識やよく犯すミスを見つけるーー

2017年京都大学工学部合格者の模試の偏差値・活用法
年度
2017年(現役)
入学
京都大学工学部
合格大学
南山大学外国語学部
名城大学理工学部
出身高校
愛知県・私立・南山高校
センター試験
英語 200点 / 数I・A 91点 / 数II・B 97点 / 国語 146点 / 化学 90点 / 物理 96点 / 地理 82点

模試直前の勉強方法と模試の復習方法に関してどのように行っていてどんな効果があったか、また今振り返って模試の直前と直後どのような勉強をすれば良いと思いますか?

模試は受験生の今の実力を測るツールですので、あえて模試のために特別な対策をする必要はないと思います。ただ、自分の実力を出し尽くすために直前の確認は重要になってきます。私は①単語や文法事項、知識の確認②解答作成におけるポイントの確認の二点を毎回の模試直前に行っていました。

①では古典、英語文法、理科などで、特に苦手な単元やなかなかおぼえられなかった知識について教科書やノートを読んで再確認していました。

②では数学や理科の計算問題、英語の和訳、英作、国語の記述などで余計な減点をされないように、また効率的に問題を解くために、ミスしやすいところや問題を解くときのヒントになりそうなことをリストアップしておいて直前に確認していました。

②の例
数学:条件はすべて書き出す、ベクトルは成分をうまく使う、図やグラフを書くことを惜しまない
国語:対比は絶対見逃さない、傍線部は何度も読む
英語:時制に注意、単数か複数かに注目する、訳し忘れしない、構文を見誤らない

マーク模試では自分の解答をすべて問題用紙に書き写していたので、模試当日と翌日を使って答え合わせと間違えた個所の分析を行っていました。

単に知識不足だったのか、問題文の誤読、計算間違いによるミスなのかを分析し、知識不足なら教科書で確認し、ミスならば改善策を考えるなどして次の模試に活かしていました。記述模試は自分の採点済み答案と解答解説を照らし合わせながら復習したかったので模試直後には特に復習はしていませんでした。

模試の結果・偏差値で1番落ち込んだときのことを、その時の各教科の偏差値、落ち込んだ理由も含めて教えてください。

高3時の模試で1番落ち込んだのは夏の京大模試でした。大学別模試はそもそもの受験者のレベルが非常に高いので偏差値はあまり高く出ませんが、数学、国語、化学で偏差値が50を切ってしまったのを見たときは先々への不安が募りました。

特に数学は6題中5題0点だったので実力不足を感じずにはいられませんでしたね。英語のみ非常によくできたので判定はBでしたが英語も悪かったらと考えたら恐ろしかったです。

受験を終えた今だからわかることですが、現役生の夏休みの時点では志望校対策もままならず、知識もインプットしきれていない状態なので大学別模試で思うような結果が残せないのは当然といえば当然です。

判定がよくないと不安に思うでしょうが、この時点で志望校を変えようなどと考えるのはまだ早いです。

受験生は模試の結果・偏差値に一喜一憂してしまいますが、あなた自身特に高校3年生の時どうでしたか?また今思えば模試の結果がよかった時、悪かった時それぞれの感情にどう対処してどう生かすべきだと思いますか?

私はA判定でも落ちることはあるという言葉が常に頭の片隅にあり、どんなにいい判定をとっても素直に喜ぶことはできませんでした。そのおかげで最後まで油断せずにいられることができたので良かったとは思います。

ただ判定がよくても喜べなかったわたしが判定が悪かった時に落ち込まないはずはなく、模試後しばらくは落ちるかもしれないという恐怖が募り勉強に集中できなくなったりもしました。

模試の判定がよいときは一瞬喜んで、でも油断しないことが大切です。悪かった時はもちろんその結果から目をそらさず受け入れなくてはなりませんが、特に現役生の場合は落ち込みすぎず今後の伸びしろを信じましょう。

E判定しかとったことなくても受かっている人は想像以上に大勢います。判定より重要なのは自分に何が足りなかったのかを分析することです。

模試には主にマーク模試と記述模試の2種類がありますが、センターマーク模試と記述模試で偏差値に差はありましたか?

センターマーク模試も記述模試も主催する予備校によって難易度や傾向に差があるので、入試の練習というよりは自分ができていないことを見つける場という認識をしていました。(上述の通り判定や偏差値も多少気にはしていましたが)

秋以降のマーク模試や大学別模試では未履修の分野がなくなり、センター、二次試験ともに対策も少しずつ始めていたので本番を意識して各教科ごとに取り組み方を試行錯誤して高得点を狙っていました。大学別でない記述模試に関しては最後まで苦手を発見する場として利用していました。

最後にあなたと同じ入学大学、合格大学を目指す受験生に向けて模試に関する総合的なアドバイスをお願いします!

模試は受けすぎると時間がたくさん取られてしまい受験勉強に差支えが出るので、どこかひとつ自分がいいと思う予備校を見つけてそこが主催する模試を中心に受験するといいと思います。予備校によって難易度が違うとはいえ大差はないのであれこれ手をだす必要はないと思います。

大学別模試は何度か受けておくとよいです。志望校の傾向が加味された初見の問題に対応する練習になるし、自分と同じ大学を目指す人たちの中での立ち位置が目に見えてわかります。わたしは夏に1回、秋に2回、センター後に1回受験しました。

各教科の目標について、京都大学は学部によって配点が大幅に異なるのでここでは私が受験した工学部についてアドバイスをしたいと思います。

センターで最も重んじるべきは地歴公民だと思います。地歴公民だけは全く圧縮されずに加算されるので、ここで落ち込むと挽回するのが大変です。

英語と国語は大幅に圧縮されるので思わしくない点数をとったとしてもそこまで点数は下がりませんが、入試は1点2点で合否が決まってしまうのでできるだけ高得点を取っておくのが無難です。

2次試験では理科または英語を得意にしておくと強いと思います。これらは傾向が割とはっきりしているし、一度得意になれば大幅に得点が下がることはあまりないです。

数学は配点がたかいですが、すごく得意な人でも本番で思うように解けなかったり論証が不十分で大幅減点されることがありますので、数学に頼り切るのは危険です。(全くできなくてよいというわけではないですが)国語は配点が低いですが、得意にしておけばほかの受験生に差をつけられると思います。

模試は受験するだけでは時間の無駄です。自分に足りないものは何なのか、どうしたら得点が伸びるのか、どの教科を伸ばせば合格できるのかを必ず分析してください。

模試を有効活用して、合格を勝ち取ってください!