合格体験記
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2017年東京工業大学生命理工学院合格者の受験校・併願校・試験日程

ーー受かっても行かない受験校をなくして最後までモチベーションを保てーー

2017年東京工業大学生命理工学院合格者の受験校・併願校・試験日程
年度
2017年(現役)
入学
東京工業大学生命理工学院
合格大学
早稲田大学人間科学部
早稲田大学教育学部
早稲田大学先進理工学部
出身高校
東京都私立渋谷教育学園渋谷高校
センター試験
英語 196点 / 数I・A 94点 / 数II・B 92点 / 国語 148点 / 生物 95点 / 化学 91点 / 日本史 87点

受験校・併願校・試験日程を決めるにあたって大事にしたこと、迷ったことを教えてください。

最も大切にしたことは、受験する大学・学部はすべて受かったら行くものにすることです。受験校を増やすことは過去問、実際の受験に対して多くの時間・体力を消費することになります。受けると決めた以上、対策をしっかりせずに突撃して第一志望の前に精神的ダメージをうけるようでは滑り止めとしての役割も、安心材料としての役割も、練習としての役割も全く果たせません。

私は早稲田の校風が好きで、私大ならば絶対に早稲田に行きたいと思っていたため、早稲田の3学部を一般受験で受けました。また慶應は生物で受けられる学部が少なかったこともあり、受験は考えませんでした。

後期試験は東京農工大ならば可能性がありそうだと思っていて出願するつもりでいましたが、大学について調べるうちに、東工大の生命工学の研究に興味をもち、チャレンジするなら行きたいほうに挑戦しようと思い東工大に決めました。志望順位は東大、東工大、早稲田先進理工学部だったため、東大に落ちた場合は必ず東工大に受かってやる、という気持ちでいました。

直前期に過去問の出来からどこが受かりそう、落ちそうと主観的に思っていましたか?

第1志望だった東大は数学の難易度と英語の要約にかかるスピードによって受かる確率は60%くらいだと思っていました。早稲田は教育学部、人間科学部は過去問の手ごたえから不安感はあまりありませんでしたが、先進理工学部生命医科学科は偏差値も最も高く、過去問のレベルも高かったことから東大と同じチャレンジ圏ととらえていました。

もちろん、前期試験で受かるつもりで勉強していましたので、前期試験前に後期試験の東工大の対策をすることはしませんでした。

受験を終えてみて合格発表などによるこのスケジュールでの感情の動きを具体的に教えてください。

理工系の学部についてですが、慶應の合格発表は、東大の前期試験の数日前です。また、早稲田の合格発表は、東大の前期試験の2日目です。前期試験までの日程で東大の次に行きたかった早稲田の先進理工学部の結果発表が東大の前であったならば、合格したら油断につながり、不合格したら不安感につながり、いいことはなかったと思います。

逆に、慶應の合格をもらったことで自信をつけて前期試験に弾みをつけている友人もいましたので、一概にどちらがいいとは言えませんが、精神的に揺さぶられてしまう人は、結果が大事な試験の後に出る併願の仕方をお勧めします。

試験本番の期間で特に感情的に厳しかった時期と、感情の起伏を合否に影響させないために重要だと思うことは何ですか?

東大の前期試験のあと、先進理工学部から合格をいただき、喜んだのもつかの間。東大の自己採点をしてみたところ、あと数点足りなさそうだという見込みになり、後期試験を受けることになりそうだということになりました。ずっと頑張ってきた東大に受かりそうにない。まだ行きたい大学はある。けれどもう頑張る気力が起きない。この時期、後期試験にむけて対策している人は少なく、受験を終えた友人も増えて、非常につらい時期でした。当時通っていた塾の担当だった東大生のメンターさんに、受かっていなさそうだ、と話した時に向けられた辛そうな表情を見て、応援してくれていた人の気持ちに報いることができなかったんだ、という悲しい思いを加速させました。

東工大の後期試験は化学のみ。今まで英語・数学・化学・生物・国語5科目もやっていたのに、一転して化学だけを2週間ほど対策し続ける、これほど飽きて、つらい勉強はありませんでした。

この時期一人で家や塾の自習室にこもっていたら先進理工学部受かっているし、後期はもういいかというあきらめに走ってしまったと思います。しかし、最後この思いで受験を終わらせたら後悔が残る。最後合格して東大の次に行きたかった大学には絶対に受かってやる。そういう思いでなんとか自分を奮い立たせて、机に向かいました。

毎日学校に自習に行って、一緒に後期まで頑張ろうとしている仲間と励ましあったり、先生に質問や相談をしたりすることで気持ちが前向きになれました。

ネガティブな気持ちを前向きに変えてくれる人(学校の先生、家族、友人、先輩、塾のTA、講師)や環境(学校、塾、家)を受験直前期に入る前に見つけておくとよいと思います。

あなたと同じ大学群、同じ学科系統志望の受験生に向けてこの学部志望の人向けに受験校の決め方・試験期間中の総合的なアドバイスをお願いします。

後期試験は、前期や私大でうまくいかなかったときの最後の砦として、安全圏の大学を選びたくなります。しかし、その追い込まれた状況で「ここに入って、やりたいことがあるんだ!!!」というモチベーションなしにどうやって勉強を続けるのでしょう?どんなにつらい受験生活でも結局「行きたい」というモチベーションさえあればなんとか乗り切れるものです。迷ったときにはいきたい大学を選択するのが後悔を減らすコツではないでしょうか。

そのためにも早い段階から受験可能性のある大学についてはしっかり調査して、行く目的を見つけておく必要があると思います。