合格体験記
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2017年東京大学理科一類合格者の受験校・併願校・試験日程

ーー準備の時間やお金の観点から受験する大学を絞り第一志望校の合格を確実に掴み取るーー

2017年東京大学理科一類合格者の受験校・併願校・試験日程
年度
2017年(現役)
入学
東京大学理科一類
出身高校
兵庫県・私立・甲陽学院高等学校
センター試験
英語 200点 / 数I・A 98点 / 数II・B 100点 / 国語 175点 / 化学 80点 / 物理 100点 / 地理 95点

受験校・併願校・試験日程を決めるにあたって大事にしたこと、迷ったことを教えてください。

私が願書を提出した大学は、東京大学理科一類前期日程と神戸大学工学部後期日程でした。私立大学は受験せず、前期日程で合格できたため、結果的に受験したのは東京大学だけでした。

受験校を決める際に大事にしたことは、自分のペースを大切にすることでした。第一志望校の受験の前に練習として私立大学を受験する友達がいましたが、私はそれをしませんでした。私立大学の受験には、前日の準備を含めると最低2日かかります。遠くの大学を受けることは、移動のための時間とお金も必要となります。このような理由で、私は自分の最初の受験を第一志望校の受験にすることに決めていました。

一方で、後期日程の出願にはとても悩みました。結果から言うと、出願して正解だったと思います。「後期日程がある」というだけで、「前期日程しかない」状態で受験に臨むよりはるかに安心できます。後期日程の受験料は、安心のための出費と考えました。出願校を神戸大学にしたのは、家の近くにあり宿の確保などをしなくて済むからです。前期日程の発表日の翌々日が後期日程なので、近所の大学にしておいてよかったと思います。

直前期に過去問の出来からどこが受かりそう、落ちそうと主観的に思っていましたか?

二次試験直前期は、「100%受かる」気分の日と「絶対受からない」という気分の日が交互に訪れており、毎日が不安でいっぱいでした。過去問の年によって得点の変動が激しかったため、安心できる日は少なかったです。嫌になるときもありましたが、「自分は受かる」と言い聞かせて勉強をつづけました。

私は第一志望校の勉強のみを行い、後期日程のための勉強は全くしていませんでした。入試直前期は何をしても不安になります。受験勉強を振り返って思うことは、不安な時に第一志望校以外の受験大学の過去問を解いてみるのがいいと思います。解きやすい問題を解くことが、自信をつけることにつながります。

受験を終えてみて合格発表などによるこのスケジュールでの感情の動きを具体的に教えてください。

私は、二次試験前日に東京に来て下見を行い、一日目と二日目はホテルと受験会場の往復だけしました。前日は会場の下見を入念に行い、ホテルの出発時刻を余裕を持って決めました。ホテルから受験する方は、ホテルから大学までの下見をすることが大事です。

受験当日はたくさんの受験生と塾や学校の職員で、学校や駅が混雑します。開門時間より前に到着するくらいのつもりでいると、駅も空いていてよいと思います。

想定外だったことは特にありませんでした。合格後にこのスケジュールが悪かったなどとは、特に感じていません。

試験本番の期間で特に感情的に厳しかった時期と、感情の起伏を合否に影響させないために重要だと思うことは何ですか?

私にとって最もつらい科目は、点数が伸びない数学でした。東京大学の数学の試験は一日目の午後です。一日目の午前の国語の後は大学の構内や構外を散歩して心を落ち着かせることに専念しました。

一日目の試験が終わった後は、すぐに二日目の勉強のために頭を切り替えました。手ごたえはあったので、ホテルに着いてからも落ち着いたまま二日目のための勉強ができました。

私ちとって最も得意な科目は英語で、「英語ですべての点数を逆転できる」と言えるほどの自信を持っていました。英語の試験は二日目の午後に行われ、最後の科目でした。私はそれまでの科目の出来栄えから、英語の試験の前にやる気が抜けてしまいました。得意科目が最後に残っている人は最終科目で油断してしまいがちですが、最後まで気を抜かないことはとても重要です。

失敗した科目があった時にしてはいけないことは、点数を計算して勝手に合否を判定してしまうことです。問題の読み間違いや慣れない机で解答を書きにくかったなどの失敗の原因があれば、それを分析してみましょう。そうでなければ、散歩などで気を紛らわせることをお勧めします。

あなたと同じ大学群、同じ学科系統志望の受験生に向けてこの学部志望の人向けに受験校の決め方・試験期間中の総合的なアドバイスをお願いします。

東京大学の受験者のほとんどが、東京大学を第一志望校にしていると思います。東京大学に不合格だった場合に通う可能性がない私立大学の受験は、控えた方がよいと思います。受験直前の2月に2日も勉強ができないことは合否に大きく影響します。本命の大学に合格するために、敢えて私立大学を受けないという選択も候補に入れて検討してください。

国公立大学の中期・後期試験や私立大学の遅めの日程の試験は、受けるべきだと思います。第一志望校以外にも受け皿があると思うことが、心の余裕になり点数に結びつきます。

最後に、試験期間中の時間の過ごし方について説明します。試験教室は寒すぎたり暑すぎたりします。周りの受験生の勉強している様子が目に入り、自分の勉強ができないかもしれません。大学の構内の散歩や廊下に出てみるなど、気分転換を推奨します。