合格体験記
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2017年京都大学文学部合格者の配点・合格最低点超えの戦略

ーー配点の特徴を理解して不得意科目を克服できずともほかの科目で賄うーー

2017年京都大学文学部合格者の配点・合格最低点超えの戦略
年度
2017年(1浪)
入学
京都大学文学部
合格大学
同志社大学法学部
同志社大学文学部
出身高校
私立明星高校
センター試験
英語 189点 / 数I・A 89点 / 数II・B 91点 / 国語 165点 / 生物 50点 / 化学 44点 / 日本史 95点 / 倫理 92点

初めて全教科の過去問を解いたのはいつですか?また合格最低点を越えることができましたか?

初めて全教科の過去問を解いたのは高3の晩夏でした。その時、数学は4割、英語は5割、国語は4割、日本史は6割程度だった記憶で合格最低点はもちろん超えていませんでした。初めて過去問を解いたときに思ったのが「私の能力では数学でしっかり点数を取るのは難しいな」ということと「国語は解答欄が大きいうえに文章が難解で国語でも6割の得点は望めないな」ということでした。国語は事前に難しいとの評判を聞いていたのである程度予想はしていましたね。

一方で、英語は私が得意としていた和訳と英訳だけのシンプルなスタイルでしたし日本史も知識問題が多かったので「英語と日本史は伸ばすことができるな」と思いました。そこで、国語は周り差がつかない程度に得点して英語と日本史で平均を大きく上回って数学で失敗しても大丈夫なような戦略を立てました。

直前期合格最低点を超えるようになりましたか?直前期に各教科何割程度とれていたのか、またどのような対策が合格最低点超えにつながったと思いますか?

私は浪人していたということもあり、直前期に合格最低点を超えることはできました。各教科の得点率は、数学4割~6割、国語4割~5割、英語6割~7割、日本史7割~8割でした。

数学では、すべてで5問ある問題のうちどれが誰にも解けないような問題、俗にいう捨て問でどれが確実に解ける問題なのかを実戦形式で見極める練習していました。国語では、予備校の出した解答解説と何度もにらめっこして自分の知らない解答パターンや解答の書き方を吸収する練習をしていました。

英語でも予備校の解答解説とにらめっこして問題となる下線部だけでなく文章全体の流れや要旨を把握し解答に反映できるようにしたり、英訳でよく使う表現や難しい日本語を簡単な日本語に置き換える練習をしていました。こうしたことが合格最低点超えにつながったのかなと思います。

この学部の配点・自分の得意科目・不得意科目・各教科の難易度を考慮した上での特点戦略を教えてください。

京大文学部では数学が3分の2に圧縮されてしまい数学で高得点を取るよりも他教科で高得点を狙った方が効率よく点数を重ねることができます。しかも私自身数学が苦手で4割以上はなかなか望めないということを考えても数学は現状維持できればよいという考えに至りました。

また国語は昔の作家の難解な随想文が頻出しますし求められる解答字数も多かったりで難しく、大概の受験者が5割の得点帯に集まるということもあって力を入れて勉強する科目ではないと考えました。逆に英語と日本史は得意科目でしたしこの二科目には力を入れようと考えました。しかも京大の英語も日本史も単語や用語の知識や文章そのものやその内容を把握する速さによって左右される要素が強く努力の差が如実に出るな、と感じました。そこで数学と国語以外の二科目に力を入れようと考え、英語、日本史で平均よりも差をつけ数学で足を引っ張っても大丈夫なようにしていました。

本番で合格最低点を下回るなら英語で大コケした場合でしたね。先ほども述べた通り数学の配点が低い分英語くらいでしか大きな差がつかないからです。

この学部の合格最低点を越えるために合格したからこそ言える総合的なアドバイスをお願いします。

人によって得意科目、不得意科目は異なるものではあります。しかし大学によっては得点しやすい科目や点数を伸ばしやすい科目もあります。そうした絶対に差をつけられてはならない科目を見落とさないようにするために過去問研究は行うべきです。

またどんな勉強にしてもそうなのですが、過去問に対しては特に流し作業になってはいけません。合格最低点を超えるためには、受験者の基礎学力はもちろんのことそのうえに志望大学に特化した問題対策が必要だからです。ですので、過去問を採点するときはただ点数をつけるだけではなく、自分の解答の何がだめでどう考えればよかったのかの方を重視するようにしてください。

最低点を超えなくてもそうした地道な努力を続けていればそのうち超える時が来ます。どうしても最低点が超えないというのであれば、それは大学の問題形式に慣れていないのか基礎学力が足りていないのかどちらかです。過去の模試や学校のテストを参照して自分がどちらのタイプなのかを慎重に見極めて自分に応じた対策を講じてください。