合格体験記
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2017年東京大学理科二類合格者のセンター国語の対策・解き方

ーーセンター国語で9割を目指すには時間配分の工夫が肝要ーー

2017年東京大学理科二類合格者のセンター国語の対策・解き方
年度
2017年(現役)
入学
東京大学理科二類
出身高校
神奈川県私立浅野高校
センター試験
英語 198点 / 数I・A 80点 / 数II・B 90点 / 国語 173点 / 化学 69点 / 物理 87点 / 地理 72点

センター国語の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

全体で9割。つまり810点は確保したいと思っていたので、できれば170点〜180点、どんなに失敗しても、150点を下回りたくはないと考えていました。タイトルの通り、センター国語で最も重要になるのは時間配分だと思っていたので(とにかく量が多い!)時間配分は特に重要視していましたね。

僕の場合、漢文が比較的得意だったので、最初に漢文を短時間で終わらせて、残りにできるだけ時間をかけようとしていました。その後の順番は流動的だったのですが、古文の本文が比較的長い時は、古文を最後にしていました(現代文は現代語で書かれている分、読むスピードを上げようと思えば上げられるが、古文は古語で書かれている分、読むのにある程度時間がかかるのは避けられないと考えていたので)。ちなみに、小説はストーリー形式な分読みやすく、時間の帳尻合わせに最適だと思います。

センター国語の対策で使用した参考書・問題集と使い方を教えてください。

国語に関しては、2次試験の対策がそのままセンターの対策にもなる部分があるので、基本的に2次試験の対策と同時並行で行なっていました。具体的には、現代文に関しては、高3になった頃から、東進の東大特進コースで林修先生の授業を受けていました。

林先生は、それまで漠然としていた現代文という科目に対する明確な指針を示してくださったので、現代文という科目に対して漠然とした不安を感じている受験生には是非、受講をオススメしたいですね。

古文、漢文に関しては、学校の授業や、そこで配られるプリントや演習で賄おうと考えました。特に理系の受験生など、国語に多くの時間を割けられない!っていう人には学校の授業を最大限に活用するのも有効だと思います。

センター国語の第1問(評論)の対策・解き方を教えてください。

評論は、基本的に1つ1つの問題がその傍線部の前後部分のまとめ役を担っていて、該当部分を要約すればおおよその答えのようなものが分かってしまうことが多いように思います。あとは、設問の要求(「〜とはどういうことか」や「なぜそう言えるのか」など)に従うだけです。

また、日頃の学習において意識していたのが、いきなり選択肢に目を通すのではなく、先にある程度自分の中で答えを練るようにしていたということですね。選択肢にいきなり目を通すと、引っ掛けの選択肢に惑わされて無駄に時間を費やしてしまうリスクがどうしても高まります。

加えて、日頃からそうする訓練をしておけば、記述式の対策にもなります。さすがに本番ではそのような余裕はないかもしれませんが、日頃の演習でそうする癖をつけておけば、本番での時間短縮にも繋がるのではないでしょうか。

センター国語の第2問(小説)の対策・解き方を教えてください。

基本的に、小説と評論でやることは同じです。ただ、本文中の表現に関して問う問題(だいたい最後にくる設問)などは、苦手であれば対策が必要だと思います。これに関しては、こういう問題特有の「ルール」みたいなものがあるので、センター小説の参考書などで確認してみるといいかもしれません。

また上述したように、小説で読みにくい(内容が難しい)ものが出ることはあまりないので、全体の時間配分を考えた時に、なるべく短時間で済ませることができれば、ある程度余裕を持つことができると思います。

センター国語の第3問(古文)の対策・解き方を教えてください。

古文の基本は、とにかく文法です。基本的な文法(助詞、助動詞の意味や尊敬語の用法など)は最低限覚えるようにしました。

また、必要最低限の単語を覚えることも重要です。意味がわからない単語ばかりでは、文章の内容も入ってきません。基本的な単語がわかれば、少し難しい単語が出たとしても文脈から推測できます。

加えて、センター古文の現代語訳させるような問題は、傍線部中のいくつかの単語の直訳さえ知っていれば、選択肢がかなり絞れるものが多い(実際に問題を解いてみればわかると思います)。つまり、最悪文脈が把握できなかったとしても、単語の意味さえわかれば正解にたどり着けることが多々あるということです。

まずは、1冊で十分なので、単語帳を仕上げましょう。ちなみに僕が使っていたのは、桐原書店が出している、『古文単語315』です。イラストが豊富に使われていて、非常にわかりやすいのでオススメですね。

センター国語の第4問(漢文)の対策・解き方を教えてください。

漢文は基本的な句法を理解すれば、文章の内容はだいたい理解できると思います。次の段階で重要なのは、文章のロジックを把握する能力を養うことです。

漢文は、文章の最後にオチが用意されていることが多く、そのオチの意味を理解していないと解けない問題もあります。そのためには文章の正確な理解が不可欠です。また、登場人物やその人間関係を把握することも意識しましょう。特に名前等が明示されていない人物(通りすがりの人や給仕人など)は、見過ごしてしまうことがよくあるので、注意が必要です。

センター国語の対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

対策とは言えないかもしれませんが、マーク模試等の結果は気にしないようにしましょう。このことはあらゆる模試に関して言えることではあるのですが、特にセンター現代文ではそれが顕著になります。

これは林先生の受け売りになってしまうのですが、予備校が作るセンター現代文の模試や予想問題の類は、形式を本番に似せてはいるものの、中身に関しては本番のそれに比べてだいぶ劣る傾向にある場合が多いからです。

具体的には、選択肢の中に答えになりうるものが二つある(完全な間違いとは言えない選択肢が複数ある)、傍線がやたら固まっている(実際の問題は、傍線が意味段落のまとめ役を担っているという性質上、バランスよく配置されている場合が多い)といったことです。模試の問題が解けなくても、過去問で点が取れるなら問題ないと言えると思います。

最後にセンター試験を終えた今だからこそ言えるセンター国語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

時間配分が重要だと言いましたが、勉強し始めの頃は意識しすぎず、正確に解けるということを最優先にしましょう。時間配分ばかり気にしすぎた結果、全然点が伸びなかったというのでは元も子もありません。徐々に時間配分を意識し始めれば良いのです。本番までにできるようになれば良いのですから。

また、現代文という科目を漠然と捉えがちな受験生は多いですが、何をきかれているのか、設問の要求は何かということを常に意識するようにすれば、現代文という科目が決して感覚で解くものではないということに気づくはずです。古文、漢文は暗記の要素が強いと感じるかもしれませんが、特に漢文なんかは、上述したように、文章内容のロジックを読み解く能力が不可欠です。

いずれにせよ、国語を苦手に感じている人は、国語という科目に対する意識を変えてみましょう。元々苦手だった僕でも、本番でそこそこ良い点数が取れたのですから、みなさんにもできるはず。最後になりましたが、みなさんの健闘をお祈りしています。