合格体験記
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2017年東京大学文科三類合格者のセンター国語の対策・解き方

ーー現代文も古文も漢文も基本的なスタンスは変えずに解くーー

2017年東京大学文科三類合格者のセンター国語の対策・解き方
年度
2017年(現役)
入学
東京大学文科三類
合格大学
立教大学法学部
慶應義塾大学商学部
早稲田大学文学部
早稲田大学法学部
出身高校
埼玉県私立本庄東高等学校
センター試験
英語 194点 / 数I・A 97点 / 数II・B 88点 / 国語 161点 / 世界史 97点 / 地理 82点 / 生物基礎 47点 / 化学基礎 44点

センター国語の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

センターは合計で9割を目標にしていたのですが、他の教科との兼ね合いもあり、国語は8割〜8割5分を目標にしていました。古文・漢文は比較的易しめの問題が出るので、そこで確実に得点(具体的には35点以上)出来るようにしていましたね。なぜなら、現代文ではなかなか得点することが難しく、難易度の変動も激しいからです。

また、模試が終わった後に、必ずやり直しをしていました。国語の問題は縦書きで印刷されているので、やり直しのノートを上下に分けて使った方が分かりやすいです。ノートを90度回転させて、上ページに問題のコピーを貼り、下ページに自分の誤答、正しい答え、間違えた理由、解説を書き込んでいました。やり直しノートを作ることによって、自分の苦手分野が分かり、類題が出題された時に間違えるのを防ぐことが出来ます。

センター国語の対策で使用した参考書・問題集と使い方を教えてください。

担任の先生が国語の先生だったこともあり、3年の4月から授業内で演習をしていました。授業の他にセンター演習を始めたのは、他教科の授業が一通り終わった10月頃からです。具体的には、土日に第1問から第4問まで、1年分ずつ解いていました。

問題演習にはセンターの過去問15年分と、模試の過去問を使っていました。センター過去問は、問題形式が今と大きく違っている場合があるので、模試の過去問も使用することもおすすめです。また模試の過去問を使うことでいろいろな文章に触れることもできるのです。模試の過去問は学校の職員室に置いてあることが多いので、ぜひ活用してみてください。

参考書は、現代文では、『現代文キーワード読解』(Z会編集部 編)、『入試現代文へのアクセス 基本編』(荒川 久志 著)、『センター試験 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本』(池上 和裕 著) を使っていました。現代文を読み解くためには、そこに出てくるワード、論理構造を理解しなければならないので。

古文では、『読んで見て覚える古文単語315』( 武田 博幸・鞆森 祥悟 著)、『完全マスター古典文法』(金子 彰 著)を完璧に覚えた後、すぐに問題演習に取り掛かりました。単語が分かれば、ある程度は読むことが出来るからです。これはあくまで一例ですので、基本的には学校で使用している単語帳・文法書を覚える方法で構いません。

しかし、演習しているとどうしても単語帳に載っていない単語も出てきます。その時は、電子辞書の単語帳機能を使って、その単語を単語帳に登録し、「マイ単語帳」を作成していました。漢文も基本的に学校の文法書を使って構いませんが、私は『原安宏の漢文句形・単語が面白いほどわかるスペシャルレクチャー』を使用していましたね。句形・単語が分かってしまえば、古文同様ある程度は読めます。これもまた、分からない単語を「マイ単語帳」に登録していました。

センター国語の第1問(評論)の対策・解き方を教えてください。

まず第1段落を読んで、話のテーマが書いてあるところに線を引きました。評論は必ずテーマに沿って話が展開して行くからです。第2段落以降では第1段落で確認したテーマに関連するところ、複数の事項が対比されているところ、「しかし」「むしろ」などのディスコースマーカーに線を引いて読みました。このやり方で読むことによって、問題を解く時に、本文の内容を忘れずに済みます。

問題の選択肢から正答を導くためには、本文で線を引いた内容と対応させて吟味することが重要です。選択肢に1つでも本文の内容に一致しない部分があれば、それは正答ではありません。消去法で本文と一致しない部分のある選択肢を消して、確実に正答を選びましょう。

センター国語の第2問(小説)の対策・解き方を教えてください。

小説は評論問題とは違って、明確な論理構造がないので分かりにくいという人も多いと思います。実際私も評論よりも小説が苦手でした。しかし、根本的な解き方は評論とあまり変わりません。選択肢はだいたい「〇〇なので、〇〇な気持ちになった。」と書いてあることが多いです。

まずは前半部分の「〇〇なので」(事実) が本文の内容と一致しているか確認しましょう。この時点で本文と一致しておらず、ボツになる選択肢も意外と多いものです。次に、傍線部に注目し、「事実→気持ち」の因果関係が正しいか確認しましょう。因果関係が正しくない選択肢もまたボツになります。この方法で、かなり正答の選択肢が選びやすくなるのです。

センター国語の第3問(古文)の対策・解き方を教えてください。

文法・単語を理解していれば、問1・2は正答出来ます。あまり時間をかけず、機械的に処理していきましょう。問3以降の問題は、本文の内容を問う問題が出題されます。選択肢の中で主語が問われることが多いので、本文を読む時は、用言を見つけるごとに、分かる範囲で良いので主語を書き込むようにしましょう。

後で選択肢を絞り込む時に、主語が一致しないものを消すことが出来ます。「どうしても主語が分からない!」という人は、主語以外の選択肢の内容を見て、本文の内容と照合させて判断しましょう。(正直、主語が分からなくても解ける問題もあります)

センター国語の第4問(漢文)の対策・解き方を教えてください。

漢字の読み方を問う問題と返り点のつけ方・書き下し文の問題は、句形・単語を理解していれば正答出来ます。ここも時間をかけず機械的に処理しましょう。それ以外の問題は、古文同様本文の内容を問う問題です。選択肢の内容と照合させて、他の問題と同様消去法で解いていきましょう。

また、句形・単語を覚えるだけで本文の内容はある程度理解出来るので、文法書が一通り終わったら、すぐに問題演習をすることをオススメします。最初は難しいと感じても、演習を重ねるうちに慣れていきます。

センター国語の対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

本番の点数に直結したことは、模試を受ける→やり直し→次の模試に生かすというサイクルを徹底したことです。3年の2学期頃から、学校で受ける模試の量が増えていきます。なるべく多くの模試を受け、その都度やり直しをすることによって、場数をこなすことができ、本番でも焦らずに対応することができます。

また、点数に直結しなかったことは、センター国語対策のために、1年の2学期から『出口のシステム現代文 バイブル編』(出口 汪 著)を読んでいたことです。解説があまり詳しくないので、解説を読んでも理解できず、あまり点数も伸びませんでした。

最後にセンター試験を終えた今だからこそ言えるセンター国語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

国語は点の取りにくい科目だとよく言われますが、現代文のよく出てくるワード、古文・漢文の文法・単語など、基本的な事項を理解していれば、グッと解きやすくなります。また、現代文も古文も漢文も、本文の内容と選択肢とを照合させて、消去法で絞り込んでピタリと合う正答を探すというやり方は変わりません。あまり気負わずに取り組んでいきましょう。この勉強法が少しでも受験生の皆さんのサプリメントとなれば幸いです。