合格体験記
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2017年お茶の水女子大学文教育学部合格者のセンター国語の対策・解き方

ーー文章に傍線や印をつけることで視覚的に捉えやすくするーー

2017年お茶の水女子大学文教育学部合格者のセンター国語の対策・解き方
年度
2017年(現役)
入学
お茶の水女子大学文教育学部
合格大学
中央大学総合政策学部
中央大学文学部
出身高校
茨城県県立土浦第一高校
センター試験
英語 177点 / 数I・A 63点 / 数II・B 55点 / 国語 151点 / 地理 85点 / 倫理・政治経済 84点 / 生物基礎 50点 / 化学基礎 34点

センター国語の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

年によって平均点のバラつきがあるのに加え、全ての教科の中でも特に対策が難しいと感じていましたが、文系なので国語で足を引っ張るわけにはいきません。

なのでセンター国語の目標は全教科合計の目標と同じ8割。より高得点を目指すために最も重要なのは、国立2次試験の記述とは異なるセンター試験特有の問題形式に慣れることだと思いました。

センター国語の対策で使用した参考書・問題集と使い方を教えてください。

対策を始めたのは11月中旬。この頃から学校の国語の授業がセンター試験の過去問を解く時間になり、25年分の問題集の中から先生がピックアップしたもの(追試を含む)を解いていました。本番2週間前までは週2回の授業でのみ、その後は3日に1回自分で選んだ年の問題を解きました。

国語は問題形式に慣れることが最優先だったので、意識したのはなるべく日を開けないで過去問を解くことです。授業での問題演習は、試験時間を古典・現代文それぞれ5分ずつ短縮した時間で解いていました。

センター国語の第1問(評論)の対策・解き方を教えてください。

主に2つのポイントを意識して解く練習をしました。

どちらも高校の先生に勧められたもので、1つ目は本文の中>重要な文章に線を引きながら読み進めることです。重要な文とはその段落に書かれた筆者の主張が分かる文章で、線の数は文章によって異なりますが、基本的には1段落に1つ。本当に重要な一文を選べるようになるにはある程度時間がかかりましたが、慣れてくると問いに直結するものを選べるようになっていくのを実感できました。文末の表現に注目するとやりやすいですよ。「(〜ではなく、)〜である。」「〜のはずだ。」「〜だと思う。」などの文末表現がある場合は、その文が筆者の主張のわかる文章であることが多いです。

2つ目のポイントはディスコースマーカーを引きながら読むことです。“ディスコースマーカーを引く”とは接続詞や前置詞に印をつけながら読むということで、「しかし、」「つまり、」などをチェックしながら読むと文章の流れや主張が捉えやすくなります。年度によってはそうした表現に関する問いが最後に出されることもあるのでやって損はないと思います。その他にも、文章中の例の部分は()で囲んでおくなどの工夫をすることで、無駄に頭を使わなくても、読み返す必要ができた時に視覚的に分かりやすい問題用紙を作ることができます。

センター国語の第2問(小説)の対策・解き方を教えてください。

登場人物の感情(悲しかった。嬉しかった。困惑した。など)を○や△で囲み、風景描写に波線を引きながら読みました。風景描写をチェックするのは、そこに登場人物の感情が現れているからです。小説の問いは登場人物の感情に関するものがほとんどです。そのため、「○○(人物)は〜(理由・背景・出来事)だから××(感情)と感じている」という形で簡単に自分の頭の中で説明できるようになる問題を解く時に役立ちます。

センター国語の第3問(古文)の対策・解き方を教えてください。

まずは11月の頭から古文単語と助動詞の活用、助詞の種類を復習し、正確に覚えるところから始めました。1年生の頃からきちんとやっていた人には必要ないことなので詳しくは書きませんが、使っていた教材は『マドンナ古文』『古文単語325』『体系古典文法』です。

小問1で問われる解釈問題には、単語帳で太字になっているような重要な意味だけではなく、「他にはこんな意味もあるよ」というような見落としがちな意味が分かっていないと正解できないものが多いので、面倒でも時間をかけて単語を覚える意味はあるはずです。

実際に過去問を解く時には、小説と同じように登場人物の感情をチェックし、主語が何なのかが分からなくならないように意識しました。敬語の使い方や動作によって主語を判断(垣間見をしているから主語は源氏!など)することもできるので、古文常識をある程度知っておく必要もあると思います。

センター国語の第4問(漢文)の対策・解き方を教えてください。

漢文は常に品詞と漢文の文法を意識して読むようにしていました。漢文の文法は日本語よりも英語に近いです。簡単な例をあげると、「私は海で音楽を聴く」という文は、漢文では「我 聴 音楽 於海」のようになります。これは「I listen to the music in the sea」という英語の語順に似ていますね。このことをよく理解すれば、意味や書き下し文を選ぶ問題も難しくは無くなります。

センター国語の対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

ただの文章に傍線やディスコースマーカーを素早く引きながら視覚的に分かりやすい問題用紙を作ることで、考え込む時間や1度目を通した特定の文章を見つけ出すための時間をなるべく少なくすると良いと思います。また、古文や漢文はもちろんですが、評論や小説でも語注を見落とさないように意識するべきです。解答に関わってくる語注も少なくないですよ。

最後にセンター試験を終えた今だからこそ言えるセンター国語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

評論と小説に時間をかけすぎてしまうことが多かったので、古文と漢文を解いた後に評論と小説に取りかかることが重要です。

80分を大問4つで単純に割るとそれぞれ20分ずつになりますが、古典は慣れればそれほど時間はかかりません。古文と漢文にそれぞれ15分、評論に25分、小説に20分、見直しに5分という時間配分を設定しましたが、実際には見直しの5分が残ることはほとんどなかったです。

80分というギリギリの試験時間の中で、特に古典から解こうと思っている人は、マークをマークシートの途中からしていくことになります。そうなると、問題番号の把握をミスしてしまってマークをずらしてしまう可能性が高くなるので、マークミス・マークずれだけはしないように意識して解きましょう。