合格体験記
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2017年慶應義塾大学商学部合格者のセンター数学の対策・解き方

ーー途中式を忠実に書き留め基本の問題で80点以上をとるーー

2017年慶應義塾大学商学部合格者のセンター数学の対策・解き方
年度
2017年(現役)
入学
慶應義塾大学商学部
出身高校
国立お茶の水女子大学附属高校
センター試験
英語 180点 / 数I・A 85点 / 数II・B 85点 / 国語 165点 / 日本史 90点 / 地理 85点 / 化学基礎 35点 / 地学基礎 35点

センター数学の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

目標点は80点以上でした。計算の遅い私は、少ない時間で多くの問題を正確に解かなければならないセンター数学が苦手でした。

そこで私は各大問の最後にある比較的難しい問題以外は完答し、他で点数を稼ぐ作戦でセンター数学に挑みました。そのためには計算スピードはともかく、計算を間違えないことが重要です。

計算を間違えないために私は途中式を一切省略せず書いていました。しかしセンター数学は計算スペースが少なく、何も考えないで丁寧に計算式を書いていると問題の後半、計算スペースが不足してしまいます。そこで私はセンター数学の過去問を解く中で、自分なりに余白の使い方にルールを作り余白を有効活用するよう心がけました。

例えば、「問題文の左と右のスペースは、大問初めの簡単な計算問題用のスペース」、「問題文の下の大きめの余白は、大問後半の難しい問題用のスペース」として使用していました。

センター数学の対策で使用した参考書・問題集と使い方を教えてください。

1年生のとき私は学校で配布された『4STEP数学1+A』を使用していました。個人的に問題集は学校で配布されたものを使用することをオススメします。というのも、問題集ごとに内容の大差がないのと、学校の小テストを1つの目安として目標をたてて勉強することができるからです。

実際私は学校の小テストに向けて問題集を解きつつ、それとは別に問題集を毎日2ページ解いて最終的に問題集を2周しました。2年生になると学校で配布される問題集が変わり『ハイスコープ数学2+B』を使用し始めました。

この問題集も『4STEP数学1+A』と同様に学校の小テストに向けた勉強とそれとは別に問題集を毎日2ページずつ解いていました。3年生になり文系国立志望になることが確定し、本格的にセンター数学を意識した勉強をするようになりました。

ⅡBが苦手な私は3年の夏休みまでは『ハイスコープ数学2+B』の問題集を復習していました。1周目に解けなかった問題に「正」の字で「一」を書き、2周目は間違えた問題だけを解く。また間違えたら次は「正」の字の「│」を書く…ということを繰り返しました。よく間違える問題には「正」の字の棒が増えていくので、自分の不得意範囲が明確になり、対策もたてやすかったです。

夏休みになり、「ⅠAⅡBの基礎は完成しただろう。」そう思って私はセンター数学の過去問を1年分試しに解いてみました…が全く解けず。正直かなり落ち込みましたし、焦りました。

基礎ができていないわけではないのに何故解けなかったのかわからず悩みました。そこで大学1年生の先輩に相談したところ「センター数学は他の試験とは全く違うから、形式に慣れることが大切だと思う。」とアドバイスをいただき、とにかく夏休みは週に1回ずつセンター数学ⅠAⅡBの模試を解いてみることにしました。

河合が一番簡単だと聞いていたので、『マーク式総合問題集数学(河合塾シリーズ)』を使用しました。秋にはセンターの形式に慣れ、計算スペースの使い方も自分なりに確立することができたためか、河合の模試では平均90点以上をマークすることができるようになりました。その後、夏休み明け~センター試験まで河合→駿台→東進→Z会と出版元を変えて模試を解き続けました。(私的にこの順で模試の難易度があがるように感じました)

センター数学で時間配分、解く順番など試験時間中に意識していたことを教えてください。

ⅠAⅡBに関しては大問4つに対し時間は60分、さらに見直しの時間も考えると50分以内には解き終えたかったため、1つの大問につき10分程度しかかけることができませんでした。

しかし前半の大問1・2は配点がほかの大問より高く30点であったため、15分かけてもよいことにしていました。また、私がセンター数学で意特に識していたことはことは「1つの問題に固執しない」ことです。

社会科目は基本2択にまで絞ることができ、残りの2択のうちどちらかを「わからなくてもとりあえず選ぶ」ことができます。しかし選択問題でない数学は「解法がわからない」問題に対して「とりあえず答えを選ぶ」ことができません。さらに前の問題が次の問題に関係していて次の問題にも進めないため、センター数学に慣れていない文系生は数学でわからない問題に当たると、考え込んで時間をロスしてしまうことが多いです。

とにかく「解法がわからない」と思ったらすぐに飛ばすことを私はオススメします。理由は3つあります。1つ目は「後で解法がわかることが多いから」です。センター数学は基本的な問題が多いため、後で違う視点から問題を見つめなおすことで解法がわかることがよくあります。

2つ目は「簡単な問題を解ききるため」です。センター数学の配点はどの問題も基本的に配点は同じ。高くても3点です。だから、難問に当たって解けないでいるよりも他の大問にある基礎問題を多く解いたほうが点数を稼げます。ちなみに私は各大問の最後にある難しめの問題は基本捨てていましたが、それでも80点は取れました。

3つ目は「見直しの時間を確保するため」です。諦めがつかないでいると、時間をロスするだけで何も点数が発生しません。「1度とばしたけど2度目もわからなかった」なんて問題はスパッと諦めて、大問1・2の計算問題の見直しに時間を割くべきだと私は思います。

センター数学の対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

受験前最後の河合センター模試でⅠA92点/ⅡB98点をとったことで自信をつけ、数学の対策を怠りだしてしまったことです。受験生に言っておきたいのが「模試は本番よりも易しい」ということ。

私はそれを分かっていたのに、高得点を取った後から数学以外の対策に多くの時間を費やしてしまいました。本番よりも難しいZ会の模試も受ければ戒めとなってよかったのかもしれません。

最後にセンター試験を終えた今だからこそ言えるセンター数学で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

文系にとってセンター数学は難しく、あまり時間をかけたくない科目でもあると思います。ですから、3年生の夏休みまでに少しずつ問題集を解いて数学の基礎を完成させ、夏休みあとから模試を少しずつ解いておけば、きっと3年生時に少ないストレスで勉強できると思いますよ。

また、問題ごとの点数配分のあまり変わらない数学は作戦を立てることが重要です。満点を狙わないのであれば、大問1・2を完答して、残りの大問2つの最後のほうの難問は捨てて見直しをする解き方でも、85~90点は取れます。

受験期には過去問を解くことが多くなると思います。ただ過去問を解くだけでなく、どの大問に自分がどれだけの時間をかけているのか、どこが不得意なのかを毎回メモしていくことで自分なりのセンター数学攻略法が見えてくるはずです。頑張ってください。