合格体験記
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2017年東京大学文科三類合格者のセンター数学の対策・解き方

ーー20秒考えてわからない問題はとりあえず飛ばしてあとで見直すーー

2017年東京大学文科三類合格者のセンター数学の対策・解き方
年度
2017年(1浪)
入学
東京大学文科三類
合格大学
早稲田大学文学部
出身高校
沖縄県私立興南高校
センター試験
英語 200点 / 数I・A 91点 / 数II・B 97点 / 国語 168点 / 世界史 91点 / 地理 83点 / 化学基礎 46点 / 物理基礎 46点

センター数学の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

1A2B共に目標は9割でした。僕はセンター数学に非常に苦手意識があり、いつも時間は足りず、解法もなかなか浮かばなくて、直前まで8割程度しか得点できていませんでした。

そこで、12月の2週目ごろから本格的にセンター対策を始め、過去問や模試の問題を解きながら典型的な問題に触れるようにしました。センター数学は2次試験と異なり、わからない問題もその後の解答方針を見ながら数字を予想したり、ヒントを得ることができます。そのため、問題演習を行いながら「一から考える問題」と「周囲の記述から答えが決めやすい問題」を区別して各20セットずつ取り組みました。

この見極めが時間をより上手く使って難しい問題にも時間をかけられることにつながったという点で、目標達成のためにもっとも重要な点であったと、今振り返って思います。

センター数学の対策で使用した参考書・問題集と使い方を教えてください。

『センター試験必勝マニュアル数学1A2B』について。これは主に「どうすれば計算を楽に行えるか」に焦点を当てた参考書です。僕はこれを11月から使い始め、土日に1時間程度使って問題を解きました。

センター試験は2次試験と違い、計算過程が求められないため、答えを端的に示せる解法があれば積極的に活用し、12月以降の演習を見据えて勉強するのに役立ちます。

駿台、河合、Z会の『実践問題集』について。新課程入試は過去問が少ないですが、より本番に近い形式で演習をしたかったのでこれらを使いました。

制限時間を50分にして実際にマークもしながら解き、本番より厳しい状況で進めていくのがおすすめです。そうすることで、本番にも少し時間的余裕を持って挑むことができます。

『センター試験過去問題集』(黒本)について。模試問題集で発見した分野別の課題や、集中的に勉強したい大問を選んで使用しました。新課程の問題は本試追試共に本番同様に解いて、のこりは比較的近年の形式に近い2006年度以降を解きました。タイムアタックで自らに挑戦をかけるイメージで解くと、ゲーム感覚で楽しめます。

センター数学で時間配分、解く順番など試験時間中に意識していたことを教えてください。

基本的には「満点にこだわらないこと」が重要だと考えています。今目の前にある問題で手が止まったからと言って、それにこだわっては大量失点を招く恐れがあるからです。

そのため僕は「20秒考えてわからなければとりあえず飛ばす」をルールとして本番に挑みました。その代わり解ける問題は可能な限り速く解き、時間を余らせてからまた前の問題に戻ることを意識しておかなくてはなりません。

全大問の最後の問題が解けなくても9割程度は得点できると自分に言い聞かせて、あくまでも目標点である9割を狙いました。また、およそ最後の2つの大問は事前にどの分野が出題されるか検討がつきますから、形式に惑わされないために先に後ろから解くことも意識していました。精神的に落ち着いて試験に臨むのも重要ですので、自分にあった順番を考えておくといいと思います。

センター数学の対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

後悔というほどではありませんが、基礎固めとして青チャートなどの網羅系問題集をもう少し時間をかけてやればよかったと思います。

僕は二次対策を急ぎすぎ、典型問題の習得をおろそかにしていました。そのため、2次試験であまり出題されない分野は特に得点が伸びにくくなってしまい、センター対策に時間がかかりました。そのため、受験生の皆さんは思い切って7月末まで、場合によっては夏休みを終えるまで、網羅系問題集で基礎固めに励むべきだと考えています。

最後にセンター試験を終えた今だからこそ言えるセンター数学で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

センター数学は穴さえ埋めればいい!2次試験の問題ばかり解いているとどうしてもきちんと記述答案を作ろうとしがちです。しかし、センター試験に於いては数学的本質について悩みすぎず、与えられた情報を全て使い尽くすことを心がけた方が無難です。あくまで情報処理能力を問うているんだ、と割り切ってセンター試験に取り組みましょう。