勉強法
# 日本史

定期テストからノートづくりまで。政権担当者で覚える日本史の勉強法

定期テストからノートづくりまで。政権担当者で覚える日本史の勉強法

日本史という科目の構成


日本史は古代・中世・近世・近代・現代という構成になっています。

古代


人類の誕生から始まり、考古学の範囲である石器時代から、律令国家の成立を経て武士の発生までを勉強します。今の私たちには馴染みのない漢字の読みなどが出てくるので、非常に覚えづらい分野になっています。

中世


院政期〜鎌倉幕府のおこり〜室町幕府の崩壊を扱います。人が殺し殺される酷い話が続きます。また、破天荒な施政者が現れてとんでも話が多いのも特徴です。

近世


戦国時代〜江戸幕府の成立〜崩壊を扱います。戦国時代は得意な人には点の取りやすい分野かもしれませんが、そういうマニアを敬遠してかほとんど戦国時代は詳しく出題されません。近世は中世・戦国時代とはうって変わって、非常に支配体制がはっきりしていて、政治史に関しては暗記が非常に楽だと思います。

しかし、近世あたりから人々の文化的活動が盛んになっていくので、多様な文化を暗記しなくてはならなくなります。ここが一番大変かもしれません。

近代


大政奉還〜第二次世界大戦の終結までを描きます。日本の急速な近代化を遂げていく、非常にダイナミックな時代を学習することになります。

この時代で苦戦するのは、おそらく外交と思想でしょう。開国とともに、日本国内の事情だけでなく海外にも大きく目を向ける必要が出てきて、各国との貿易関係を正確に把握する必要が出てきます。

また、人々が様々な思想を持つようになるのもこの時代です。共産主義思想の浸透や女性運動が盛んになってきます。

現代


GHQの支配〜今を扱います。日本の民主化の流れ、高度経済成長が主な分野となってきます。政治家の名前が大量に出てくるので、それを覚えるのが大変です。

日本史を選択すべき人


日本史を選択すべき人は、日本史に対してロマンを感じることができる人です。はっきり言って覚える量は膨大だし、なぜ覚えなきゃいけないのか疑問になるような用語もたくさん出てきます。私大の日本史は特にその傾向が強いでしょう。

そんな中で歴史を勉強する中で、当時の人々の暮らしや感情を直に感じることにロマンを感じることができる人は、このような暗記は決して苦ではないはずです。

小学校や中学校の社会で日本の歴史を勉強したかと思いますが、その時に苦手意識を持っていたのであれば、このような暗記は苦痛でしかありません。日本史の選択はやめておくべきでしょう。

日本史の勉強で一番大事なこと


日本史の勉強で一番大事なこと、それは通史の勉強をする際に「教科書を読み物として読まない」ことです。教科書の文章は、何も面白みがなく書かれています。

そんな単調な文章を読んでいては眠りに落ちてしまうだけです。教科書の正しい使い方は「辞書」として使うこと。

自分が試験でできなかったところなどを、チェックしておくなどとして、直前に自分が試験でできなかったところを総復習する時などに使うのがいいでしょう。

日本史の教科書でさらに内容を増した『詳説日本史研究』というものが山川出版から発売されています。

こちらの記事では『詳説 日本史研究』の使い方が詳しく紹介されています。

この『詳説日本史研究』の使い方を、教科書の使い方に応用できると思うので、ぜひ試してみてくださいね。

日本史は政権担当者別に暗記する


日本史は世界史と違って、あまり地域という概念が出てきません。つまり、日本史の勉強で大事になるのは時系列です。

そして時系列を把握する上で大事になってくるのが政権担当者です。政権担当者ごとに出来事をまとめて覚えていけば、センター試験レベルの時系列の把握は容易になります。
例えば、以下の表のような形で頭の中で覚えていくと良いでしょう。

宇多天皇
・遣唐使廃止(894)
醍醐天皇
・延喜の荘園整理令(902)
・延喜格式(907)
・意見封事十二箇条(914)

日本史の文化史が苦手。どうしたらいい?


日本史の選択者の中には文化史が苦手という人が多いです。文化史はセンター試験でも二次試験でも一定の割合で出題されます。

文化史を苦手にしていると、必ずこの割合で失点することになるので、日本史で高得点を獲得するには苦手を克服することが大切になります。

では、この文化史の苦手を克服するにはどうしたらいいのでしょうか。文化史が苦手な理由の一つに、それぞれの文化が何の文化に属するのか覚えられないということがあります。

これを克服するためにはどうしたらいいでしょうか。

まず、文化史の知識事項がまとまった参考書、もしくは文化史の知識をまとめたノート、それから色鉛筆を用意してください。

次に、それぞれの文化を何色にするか決めて行ってください。例えば、白鳳文化はピンク色、天平文化は黄色などです。

そして、知識事項をそれぞれの色で塗りつぶしていってください。例えば↓のような感じです。

名称未設定

このように、用語を色で塗っておくと、知識事項と色をセットで覚えられるようになります。

そして色はそれぞれの文化に関連づけられているので、その用語を頭に思い浮かべただけで色も思い浮かぶので、どの文化の用語なのか一発で覚えられるようになります。

このように画像データとして頭の中に入れておくと、「薬師寺東院堂聖観音像は白鳳文化」と暗記しているよりも、長く簡単に覚えられるようになります。

オススメの日本史のノートの取り方


よく日本史の教科書を自分で読んで、その内容をノートにまとめ直す人がいます。重要語句はオレンジ色のペンを使って書いて、赤シートで隠せるように作る人が多いですよね。

しかし、こんなノートを作るのは時間の無駄です。実際、今本屋の参考書コーナーに行けば、いくらでも知識事項がわかりやすくまとまった参考書がいくらでもあります。

それと似たようなものを自分でもう一度作る意味がありません。むしろノートは自分の苦手分野をまとめたものにすべきです。

例えば、京都五山が覚えられないのであれば、ノートにこのようにまとめるといいでしょう。

名称未設定

このように苦手な分野のゴロなどをまとめて、試験前に自分の苦手分野をさらっと復習できるようにしておくと効果的です。

定期試験(中間考査・期末考査)の勉強はどうすればいい?


一般受験をする人であれば、定期試験の成績はあまり気にしないでいいでしょう。しかし、受験科目で日本史を使う以上は、日本史の定期試験は自分の実力を確かめるいい機会です。

よく高校の先生は自作のプリントを授業で使っています。ですから、定期試験前はそのプリントを赤や緑のマーカーでグリグリ塗りつぶして勉強する人が多いと思います。

しかし、一般入試を見据えた勉強をするのであれば、自分の勉強で使っている教材を変えてしまうのはよくないです。

知識が他とは違う入り方をしてしまうと、頭の中が整理できなくなってしまうからです。もし定期試験前に勉強するのであれば、むしろ自分が普段の学習で使っている参考書で、試験範囲となっている箇所を重点的に勉強するようにしましょう。

試験前日の日本史の勉強の仕方


数学や英語は試験前日に詰め込んで勉強しても、あまり成績の向上は望めません。一方で、日本史は試験前日に覚えたこと、更に言えば試験直前に覚えたことがそのまま出てしまえば、即得点につながります。

ですから、日本史の試験がある前日は積極的に自分の覚えられていない分野を覚えていくようにしましょう。