勉強法

理系は国語に時間をかけすぎても落ちる。現役合格するための東大理系国語戦略

理系は国語に時間をかけすぎても落ちる。現役合格するための東大理系国語戦略

理系は合格者と不合格者の点差がもっとも小さい国語に時間を割くべきではない



東大2次試験の合格者・不合格者の各教科の得点分布を見たことがある人なら知っていると思いますが、東大理系の国語は本当に差がつきません。データからして受かるか落ちるかにほとんど影響していないんです。

それでも勉強した分得点がついてくるならまだ勉強したほうがいいですが、国語という科目の特性もあり、また特に東大はほぼ全て記述問題なので勉強してもなかなか点が上がらないんですよね、ほとんどの人が。

だとしたらもう東大理系志望者が国語対策に時間をかけるメリットなく、そんな時間があるなら少しでも英語・数学・物理・化学に時間を割いて得点を上げるべきなんです。

真面目に勉強していれば東大受かるなんて甘い考えは捨てて、ちゃんと問題の傾向を分析して、効率よく点を取っていかないと現役で東大合格を果たすのは厳しいですよ。

東大理系国語の配点・試験時間と目標点



確認ですが理系の場合、各教科の試験時間と配点は以下のようになっています。

科目試験時間配点
国語100分80点
理系数学150分120点
理科150分120点
英語120分120点


目標点の記事でも書きましたが、理一・理二志望者のオーソドックスな目標点の立て方で言えば国語では80点中最低30点、願わくば40点取りたい、というくらいですね。

また理系の場合国語は3つの大問から成り、第1問で現代文、第2問で古文、第3問で漢文が出題されます。

小問数は2017年の問題で言うと第1問:5問(うち1問は漢字書き取りで3つ出題)、第2問:5問(3問が現代語訳、残り2問が説明問題)、第3問:5問(うち4問が現代語訳、残り1問が説明問題)。

第1問の現代文の中には毎年1問100~120字程度で文章を要約する問題が出題されるので、時間配分としては第1問が30分、第2問と第3問がそれぞれ20分程度が基準でしょうか。ただ要約問題さえ気をつければ、時間配分が難しいことはないと思います。


センター国語対策と兼ねることで国語の勉強効率を最大化する



冒頭で説明した通り、理系は東大国語に時間を割くのは得策ではないです。しかし現時点で20点くらいしか取れないのであれば、30点少しを狙う分には問題ないと思います。むしろ東大理系志望者の場合センターで100点近く狙っているでしょうから、センター国語の方でも足を引っ張ってますよね、そういう人は。

そこで現時点で理系国語の得点を伸ばす必要があるならば、センター国語対策で東大国語対策を埋め合わせるのがもっとも効率的な勉強法だと考えます。センターはすべて客観式、東大国語はすべて記述式なので一見センター対策では補えないように見えるかもしれないですね。

しかし出題される文章の難易度で言えば、センター国語も東大国語も互角です(現代文に関してはセンターの方が簡単な年度が多い)。つまりセンター国語のの選択肢を無くせばほぼ東大国語のような問題を再現できます。

よくセンター国語の解き方で「選択肢を見る前にまず自分の頭の中で答案を作れ」と言うのを耳にすると思いますが、まさにそれが東大国語対策に直結するんですよね。

ですので以下では東大国語の得点を30点台に載せるためにとる勉強法として、センター国語対策を取り入れて考えていきます。

センター現代文及び東大現代文の勉強法は「センター対策参考書を読んでからひたすら過去問対策」



まず現代文ですが、先ほど少し書きましたが現代文に関しては東大国語の方が文章の難易度は高いことが多いです。そのため現代文で得点を伸ばすのは古文漢文に比べると難しいので、現代文はセンター国語で点を取ることだけ考えて、東大国語の方は過去問を5,6年分解いて解答の作り方を決めておく程度がいいと思います。

ですのでここでする話は結局センター現代文対策になります。まず過去問を解く前に「問題を解いている時に何を考え、どう手を動かしたら点が正しい選択肢を選べるのか」を知る必要があるので、『きめる! センター現代文』などのセンター対策参考書を一通り読んだ方がいいです。

特に決める!はいいと思いますよ、実際高2の時センターで100点くらいしか取れていなかった僕でもわかりやすかったので。センター直前期にやっても効果はあると思いますが、高3始まる前に一度読んでおくと、1年間で受けるマーク模試の時にも実践できて、解き方が身につきやすいです。

その上で過去問を解いて、自分の解き方を確立していくことになります。ただもし上に書いたことを実践しても一向に点数が伸びないのであれば、他で点を取りに行くことを考えた方がいいです。国語の場合、他で取りに行くのは痛手ではないので。

センター古文及び東大古文の勉強法は「古文単語・助詞助動詞を暗記してからセンター古文を何回も復習する」



現代文と違い古文はセンター対策でかなり東大古文の方にも効果があると思います。古文対策で行うことは次の3つ。

  1. 古文単語暗記

  2. 助詞助動詞暗記

  3. センター古文過去問演習



最初の2つはさすがに誰でもやると思うのでいいとして、センター古文過去問演習についてはやり方に注意してほしいです。

英語長文でも同じことが言えますが、問題を解いたら復習はせずそれで終わりって言ういわゆる「読み捨て」の人は読解力が上がらない典型です。

たくさんの文章を読んだところでその内容を覚えていなかったら何も意味がないですから、1つ1つの文章を何度も復習して確実に自分の知識にすることが重要なんです。そこで使用する問題集として、センターの過去問はうってつけだと思います。

多くの人がセンターの黒本を購入すると思いますが、あれには25年分近くの問題が載っていますから、まあ問題数が足りなくなることはないですよね。

センター国語では時間配分を気にしている人も多いと思うので4,5年分は全問通しで解くのに使うといいですが、あとは過去問を問題集として扱って、そこに出てきた古文単語・助詞助動詞・古典常識・修辞表現を覚えてください。

英語みたいに音読、とはなかなかいかないでしょうが、全部の文を口語訳できるようになるまで何回も復習しましょう。

もし古文単語・助詞助動詞を全て覚えた後にいきなり過去問に入るのに抵抗がある、または全く歯が立たないようであれば『マドンナ古文』とかを一通り読んでおくのは無駄にはならないと思います。ただ絶対必要というわけでもないです。

センター漢文及び東大漢文の勉強法は「句型をすべて暗記してからセンター漢文を何回も復習する」



漢文は古文よりも暗記が少なくてコスパがいいです。基本的には古文とやることは同じ。具体的に言うと


  1. 句形集に載っている句形・構文を全て覚える

  2. センター漢文過去問演習



これだけです。またこちらも古文同様、句形集の句形を全て覚えた後にセンター漢文の過去問に入るのに抵抗があれば、『漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)』などは薄いのでオススメです。