勉強法

奈良時代の政治は藤原氏とアンチ藤原氏の政権交代を覚えるだけで楽になる

奈良時代の政治は藤原氏とアンチ藤原氏の政権交代を覚えるだけで楽になる

奈良時代の政治のゴタゴタは政権交代さえ覚えるだけですっきり片付く


奈良時代で厄介なのは何といっても繰り返される天皇即位と政権交代。

奈良時代ではおよそ10年おきに天皇や政治担当者がコロコロ変わるので、まずその名前を覚えるのだけで手いっぱい。

誰が天皇のときにどんな法律ができて、誰が政治担当者のときにどんな反乱が起きたのかなんて、そんな細かいところまで手が回りきらない!という人も多いのではないでしょうか。

しかしこの奈良時代の政治のゴタゴタ、実は政権交代さえ暗記すればすべてすっきり片付いて、暗記量も大幅に減らせるんです。

藤原氏→アンチ藤原氏→藤原氏の順で繰り返される政権交代


まずは奈良時代の天皇、政権担当者、その時期に起こった主な事柄を表にしてみました。

西暦天皇政権担当者主な出来事
710‐元明藤原不比等平城京遷都
715‐元正長屋王三世一身法
724‐聖武藤原四子長屋王の変、光明子が皇后に
737‐聖武橘諸兄藤原広嗣の乱、恭仁京・難波京・紫香楽宮・平城京に遷都
748‐孝謙、淳仁藤原仲麻呂東大寺大仏開眼供養、橘奈良麻呂の乱
758‐称徳(孝謙天皇重祚)道鏡恵美押勝の乱
770‐光仁藤原百川道鏡、下野に左遷
781‐桓武長岡京・平安京遷都


ここで政治担当者に注目すると、藤原氏と藤原氏以外の人が交互に政治を行っていたことが分かります。

まずややこしい反乱を見てみましょう。奈良時代の主な反乱は長屋王の変、藤原広嗣の乱、橘奈良麻呂の乱、恵美押勝の乱の4つです。

反乱は気に食わない人間が政権を握っているときに起こります。つまり藤原氏の政権のときはアンチ藤原氏が反乱を起こし、アンチ藤原氏が政権を握れば藤原氏の誰かが反乱を起こします。

また、かつて政権を握っていた人間が政治の中枢を追い出されたことを不満に思って反乱を起こすこともあります。長屋王の変、恵美押勝の乱がそうですね。この場合、政権を握っていた人間が政権交代直後に反乱を起こします。

反乱ではありませんが、道鏡が平城京から追い出され左遷されたのも政権交代直後のことです。政権担当者が政権交代直後に何かをやらかすというのは奈良時代お決まりのパターンです。

次に聖武天皇とその周りについて見てみましょう。聖武天皇が仏教に熱心だったことで有名ですが、なぜあんなにも熱心だったのでしょう?それは、自分の補佐をしてくれていた藤原四子が当時流行した天然痘で次々と亡くなったからです。

聖武天皇は短期間の遷都と、東大寺大仏の建立を命じた天皇でもあります。短期間の遷都は天然痘という災厄から逃れるため、大仏建立は仏教で災厄を収めようとしたことです。

藤原四子の補佐を受けた聖武天皇が始めた大仏建立事業は、藤原仲麻呂が補佐する孝謙天皇の時代に終了します。藤原氏が始めた事業は、同じく藤原氏の誰がか政権を担当しているときに完成します。

これだけは覚えるべき奈良時代の語呂合わせ


しつこいようですがまず政権担当者を覚えない限りは何も始まりません。政権担当者の名前は語呂合わせで楽に覚えてしまいましょう。


不憫な長屋王と藤原四子たちの仲、どう思う?



不憫(ふびん)→藤原不比(ふひ)等
長屋王→長屋王
藤原四子→藤原四子
たち→橘諸兄
仲→藤原仲麻呂
どう→道(どう)鏡
思(おも)う→藤原百(もも)川


藤原百川の部分にちょっと無理がありますが、無駄が少なくて覚えやすい語呂合わせです。奈良時代の政権担当者の語呂合わせは他にもいくつかありますので、ネットで探して自分にしっくりくるもので覚えてくださいね。

政権担当者に加えて天皇も覚えてしまえば奈良時代の政治はほぼ手中に収めたも同然。こちらも少し無理のある語呂合わせですが、これはこれでパンチがあってかなり覚えやすい語呂合わせ。



もっともメッシが勝負に貢献、12シュート




(「もっとも」を「元(もと)」だと考えて)
もっとも+メ→元明(めい)天皇
もっとも+シ→元正(しょう)天皇
勝負(しょうぶ)→聖武(しょうむ)天皇
貢献(こうけん)→孝謙(こうけん)天皇
12(じゅうに)→淳仁(じゅんにん)天皇
シュート→称徳(しょうとく)


あと語呂合わせではありませんが、よく受験生を困らせているのが恭仁京、難波宮、紫香楽京を遷都された順に並べなさいという問題。これは恭仁(くに)→9、難波(なにわ)→7、紫香楽(しがらき)→4と考えて、数字が大きい順です。