合格体験記
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2017年お茶の水女子大学生活科学部合格者の配点・合格最低点超えの戦略

ーーセンター:2次=1:1のお茶大入試は2次の配点をしっかりと把握して高得点を取るーー

2017年お茶の水女子大学生活科学部合格者の配点・合格最低点超えの戦略
年度
2017年(現役)
入学
お茶の水女子大学生活科学部
合格大学
津田塾大学学芸学部
日本女子大学家政学部
東京女子大学現代教養学部
出身高校
愛知県国立名古屋大学教育学部附属高校
センター試験
英語 180点 / 数I・A 90点 / 数II・B 74点 / 国語 132点 / 生物 94点 / 化学 74点 / 倫理・政治経済 79点

初めて全教科の過去問を解いたのはいつですか?また合格最低点を越えることができましたか?

過去問を本格的に解いたのは、実はセンター試験明け・入試直前期の1月下旬とだいぶ遅いんです。というのも、お茶大の赤本は3カ年しか収録されていないので、秋ごろに過去問に取り組むと直前期でやることがなくなると思ったからです。

ただ、お茶大入試の問題傾向だけは把握しておこうと思い、赤本を夏休みに買って過去問に目を通しておきましたね。何となくの入試の雰囲気を掴み、夏休みと秋の計画に役立てました。

数学は出題頻出分野やパッとみた感じの問題の難易度を確認して、夏休みから頻出分野に特化した問題集を解きはじめました。割と標準レベルの問題が多く、難問も小問1〜2個しかなくて、本番では9割程度を目指せそうと思ったのが率直な感想ですね。

英語は制限時間に見合った長文の量なのかや問いの傾向、英作文の内容などを確認しました。お茶大の英語入試は哲学的な評論をテーマにした長文問題が頻出だと分かったので、赤本を見てからはお茶大と同類のテーマの長文問題を中心に取り組みました。また長文問題に対する問いは例年和訳問題ばかりで内容一致問題がほとんど出題されていなかったので、夏休みは長文問題ではなく和訳問題ばかり対策していました。

そして、過去問を確認しておいてよかったと最も思えるのは英作文問題です。お茶大の英作文問題はかなり特殊で、「日本語の長文・その文章に対する日本語の問いに英語で答える」という日本語の読解力、英訳力が同時に試される問題なんですよ…。

そんな問題が掲載されている問題集なんて見当たらなかったので、新聞を読んで記事の内容を要約したり、和文和訳に特化した問題集を解いたりして自分なりに工夫して対策しました。

生物に関しては出題傾向がはっきりしていなくて少々困りましたね。またパッと見て解けそうな問題が少なく、とにかく記述問題が多い!という印象が強かったです。私は文章を簡潔に書く力が無く、また夏休みまでずっと暗記メインの勉強をしていたので、このままでは生物の問題で点を取れないということに気付かされました。

そのため夏休みの前半までに暗記を完璧にしておき、夏休みの後半以降は記述問題集に中心に取り組みました。模範解答を最低3回は書き写し、「どのように書いたらキーワードを捉えつつ簡潔にまとめられるのか」を、解答を参考にして日々研究していましたよ。

直前期合格最低点を超えるようになりましたか?直前期に各教科何割程度とれていたのか、またどのような対策が合格最低点超えにつながったと思いますか?

先述した通り、直前期にいよいよ本格的に過去問に取り組み始めました。記述問題は何が得点になるかが分からないので明確に点数化したわけではありませんが、初めて過去問に取り組んだとき、手応え的には数学9割、英語8割強、生物6割という感じでしたね。

数学は第1印象通り『青チャート』に掲載されているような標準問題が多く、1〜2問難しい問題はあるものの部分点で点数を稼ぎ、安定して良い点数を取れるようになりました。『青チャート』といった基本的な問題集を完璧に解けるようにしておいたことがお茶大の合格最低点超えにつながったと思います。

英語も和訳問題は少々難関で複雑でしたが、今までやってきた和訳対策で文構造も捉えられ、訳も対応できるようになりました。例の英作文問題は高校の先生に添削をしてもらっていましたが、前述した日頃のトレーニングのおかげで添削して下さった先生に褒められるほど得意になっていきましたね。

一番苦戦したのは生物です。お茶大の生物はどの問題集にも載っていないようなクセのある実験問題を出すので、考察力がさえている回とそうでない回で解答の出来に大きく差がありました。なので解答の糸口が分からなかった問題は最低3回復習し、「お茶大は受験者にどういう答えを求めているのか」を徹底的に研究しましたね。

直前期で合格最低点を超えなかった教科の勉強は、もう知識を詰め込みすぎず、本番で大切な「どうしても困ったときに使える勘」力を鍛えることに重心を置きました。

この学部の配点・自分の得意科目・不得意科目・各教科の難易度を考慮した上での特点戦略を教えてください。

前に書いたことと重複してしまいますが、得意な英語と数学で8割5分以上を得点し、生物は一か八か、相性の悪い問題でも最低でも7割以上を取り、第一志望の合格最低点7割5分を目指しました。

得点戦略ですが、苦手な教科を得意教科でカバーするということと、あとは具体的に「どの問題を完答し、どの問題に見切りをつけて部分点を狙えば合格最低点に達するか」をしっかりと研究しましたね。小問の配点まで確認しておかないと、不正解だった問題の配点が大きいあまり、正解数の割に獲得点数が低い場合があるので要注意です。

また本番では、合格するかは生物との相性にかかっていると思っていましたし、落ちるとしたら生物で失敗するのが原因だと思っていました。本番では案の定初見の実験・考察問題が出題され困惑しましたが、問題文中に書かれている情報しか解答に考慮しない、出題者が受験者に何を求めているのか?を十分念頭に置いて慎重に回答したのを覚えています。

この学部の合格最低点を越えるために合格したからこそ言える総合的なアドバイスをお願いします。

お茶大の入試の配点はセンター:2次=1:1とセンター試験のウェイトが重く、なおかつ合格最低点は8割前後と厳しめです。センターで9割を獲得しても2次で7割取らなくてはいけないのはかなり大変だと思います。

私は過去問を解く際に合格最低点にそこまでこだわらず、問題を解けるか解けないかやどう解いたら良かったのかを反省・復習し、何度も復習するうちに大学の傾向に慣れ、徐々に点数を稼げるようになったという感じです。

結果は後からついてくるものなので、合格最低点は確認しておく程度にしておいて、それよりも自分の得意不得意を明確にし、問題への対応力をつける方が大切だと思いますよ。最低点を超えられなくても焦らずにどの問題が分からなかったのか、次は解けられるように冷静に対応しましょう。