合格体験記
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2015年東京大学教養学部合格者の受験校・併願校・試験日程
ーー併願校は場慣れのためと割り切って受験して結果で一喜一憂しないーー

併願校は場慣れのためと割り切って受験して結果で一喜一憂しない
年度
2015年(現役)
入学
東京大学教養学部
合格大学
早稲田大学先進理工学部
慶應義塾大学理工学部
東京理科大学理工学部
出身高校
神奈川県私立桐蔭学園中等教育学校
センター試験
英語 198点 / 数I・A 100点 / 数II・B 97点 / 国語 171点 / 化学 96点 / 物理 96点 / 倫理 60点

受験校・併願校・試験日程を決めるにあたって大事にしたこと、迷ったことを教えてください。

私の母校では、理系の東大志望者が防衛医大→東京理科大→慶應義塾大学理工学部→早稲田大学(先進)理工学部と受験するのがセオリーとなっていたのでそれに従いました。

場数を踏むことが本番の緊張感に慣れる上で大事だと言われて結局受験したのですが、東京理科大は願書を出す直前まで受けるかどうか迷いました。試験問題のレベル・傾向・形式が東大とまったく違うと思っていたからです。

とはいえ当時は絶対に浪人したくないと思っていたので、万が一他の併願校すべて不合格だった場合に備えて最終的にはセオリー通りに受けることにしました。

正直な話、試験に関してだけ言えば受けなくてもよかったと思っています。思っていた通りレベル・傾向・形式がまったく違い、良い練習にはなりませんでした。

しかし収穫はありました。中高6年間ずっと自転車通学だったので朝の通勤ラッシュを経験はゼロ。そんな状態で急に早慶や東大まで受験しに行くのは無謀でした。通常の通勤ラッシュに加え「受験生ラッシュ」もありますからね。それに少しでも慣れておけたのはよかったと思います。

他にも「トイレの混み具合・昼食のおにぎりは2個くらいが丁度いい・周りは試験直前にどんなことをしているか」など受験しなければわからない情報を、身をもって確認できたことはかなりプラスになりました。

直前期に過去問の出来からどこが受かりそう、落ちそうと主観的に思っていましたか?

「防衛医大の入試は東大以上の難関とも言われている」、「東大模試でA判定の人も落ちる」と聞いていた上に、過去問の出来もボーダーライン周辺だったのでどうなるかわかりませんでした。

私立大学に関しては特に心配はしていませんでした。赤本の合格最低点を見たところ、それぞれ20点以上は上回っていたので本番にしくじらなければ大丈夫だろうと。

東大の場合も、直前の実践形式演習での科目別自己最低点を全て足した点数でもギリギリ合格ラインだったので、当日に自己ワーストを大幅に更新しない限り大丈夫だろうと自分に言い聞かせていました。とにかく「〜だったらどうしよう…」のようなネガティブな考えは持たないように努めました。

受験を終えてみて合格発表などによるこのスケジュールでの感情の動きを具体的に教えてください。

防衛医大の結果は冬休み直前に学校側から知らされました。「東大や京大、国立医学部に合格する人でも普通に落ちることがある」と聞いていたので、合格通知はかなり嬉しかったです。

しかし翌月にはセンター試験も控えていたので、図に乗ることなくペースを保つことに努めました。ここで浮かれた友人がセンター試験で軽く失敗していたので、やはり結果を見て一喜一憂すると身を滅ぼすのだと心に刻んだのをよく覚えています。

私立大学の合否結果は国立の2次試験よりも前に出ていたのですが「すべてが終わる前に結果を見るやつは本番で失敗する」というジンクスを耳にしていたので、親にも頼んで合否情報を知り得ないようにしていました。

ですから、この1月中旬〜2月下旬の間は感情の起伏は特にありませんでした。この時期は精神の安定がなによりも大事です。

「浪人はしたくない」という思いが強かったので、26日の東大入試二日目が終わってから私立大学の合格通知を受け取ると少し安堵しました。

ですが周りにかなり強気な発言をしすぎたため「もし東大に落ちたらどうしよう。どんな顔をして表を歩けばいいんだ」と、3月10日正午の合格発表を見るまではやはり不安は拭えませんでした。

試験本番の期間で特に感情的に厳しかった時期と、感情の起伏を合否に影響させないために重要だと思うことは何ですか?

この時期で辛いのは、自分のことだけでなく友達が試験の結果で一喜一憂する様子を見ることです。特に辛かったのはセンター試験の翌日。学校に行って受験生全員でセンターの自己採点をする日です。

採点中はちゃんと目標点を超えているかハラハラしますし、採点が進むにつれて落ち込んで行く友達を見るのも辛い。

この先は勉強の話・受験の相談は友達ではなく先生にした方がいいかもしれません。お互い感情的になりやすい時期ですから。

私立の試験が始まってからはネガティブな思考を捨てるべきです。「大丈夫かな…落ちてないかな…」「落ちていたらどうしよう…」と考えていても何も進みません。「大丈夫じゃないかもしれない。きっとあれがダメだったから国立までにはこうやって対策しておこう」のように具体的な行動に移せるような思考を心がけるべきです。

併願校はあくまで練習。本番にすべてをぶつければいいんです。

あなたと同じ大学群、同じ学科系統志望の受験生に向けてこの学部志望の人向けに受験校の決め方・試験期間中の総合的なアドバイスをお願いします。

くり返しになりますが、併願校は「練習」です。本番の第一志望までに受験会場の緊張感に慣れ、昼食の量やトイレに行くタイミングを体で覚え、その年度の問題傾向などを分析する。そのための併願校です。

併願校の合否結果で一喜一憂せず、自分のレベル・相手のレベルの目安として捉えてください。感情の起伏が激しい人は私のように全て終わるまで一切合否結果は確認しない方がいいでしょう。