合格体験記

『基礎知識をつけることを怠らない』東京大学文科二類合格者のセンター国語の解き方

『基礎知識をつけることを怠らない』東京大学文科二類合格者のセンター国語の解き方
年度
2015年(現役)
入学
東京大学教養学部
合格大学
法政大学文学部
日本女子大学文学部
昭和女子大学人間文化学部
出身高校
三重県立四日市高校
センター試験
英語 191点 / 数学1A 88点 / 数学2B 75点 / 国語 186点 / 化学基礎 50点 / 生物基礎 46点 / 世界史B 98点 / 日本史B 97点

センター国語の目標点と、その達成のために1番重要だったことを教えてください。


180点と決めていました。普段の模試では160~175点程度だったので、多少高めの設定ではありました。

しかし合計点数9割越えを目指すため、基本的にどの教科も9割以上を目指そうと決めてました。

その達成のために重要だったことは、時間配分をきっちりとすること

センター国語は分量が多いので、漫然と解いていると時間内に解き終わりません。

各大問にかける時間を決めておき、その時間内に解くことを意識することで、自然とスピードも上がって「解けたはずなのに時間不足で落とす」という悲劇をなくせます。

センターの解く順番・時間配分についてその順番で解く理由も含めて教えてください。



大問4(漢文)、大問3(古文) 、大問1(評論文)、大問2(小説文)の順番で解きました。

試験時間が80分で、大問3と大問4に15分ずつ、大問1に30分、大問2に20分と決めていました。

古典を最初に解いた理由は現代文が苦手なので、先に現代文を解き始めてしまうと、時間が押して古典を解く時間が無くなり,確実に取れたはずの点数を落としてしまうことを防ぐためです。

そのため古典は15分ずつとは決めていたものの、苦手な現代文はじっくり考えたかったのでできるだけ早く解いて残りの時間は全て現代文に回すようにしていました。

大問1をどのように解いていたかを具体的に教えてください。


基本的には、大切だと思うところに線を引き、例にかっこを付けて読みます。

そうすることで問題を解くときに線を引いたところだけを拾えば解答できることが多く、時間短縮になります。

また、例はかっこをつけることで、筆者の主張について問われて読み返したりする際に、読み飛ばす印としていました。

傍線部に行きあたると、その傍線部の後を数行読んでから問題文を読んで解答していました。数行読むのは、傍線部と傍線部後が関連しているか、言い換えになっていないかなどを確認するためです。

センターの現代文の選択肢は、一度読んでしまうと「それっぽく」見えてしまうものが多いです。

一度問題文だけを見て、記述問題のように自分なりの解答を簡単に頭の中でまとめてからその解答と選択肢を照らし合わせるようにすると、すんなりと迷わず解答できます。


大問2をどのように解いていたかを具体的に教えてください。


小説問題は、つい感情移入してしまうので登場人物の心情を示す描写には印をつけ、「書いてあること」だけで問題を解くようにしていました。

あとは小説では回想シーンが入ったりすることがあるので、時系列を間違えないように、順番を軽くメモしておくようにしておきました。

基本的に問題は順番に解きますが、最後の方の本文中の表現についての問題だけは、あとからやるとまた本文を読む羽目になってしまうので先に読んで読みながら解いていくと時間短縮に繋がります。


大問3をどのように解いていたかを具体的に教えてください。


まずはリード文を読み、状況を理解するようにしていました。

問題によってはリード文だけで解答が作れる問題もあるので、ここを飛ばしてしまうのはかなり勿体ないです。

基本的に主語がわかりにくいので、省略されている時には文の右上に誰が主語であるのかを書いておくようにしていました。

また、心情説明のや内容説明の問題は、現代文と同じように記述式と考え自分なりの解答を作ってから選択肢を見ます。

紛らわしい選択肢も多いですが、自分の解答に最も近いと思うものをパッと選んで、その選択肢に間違っているところがないと判断すれば、他の解答をあまり吟味せずに次の問題に移っていました。

大問4をどのように解いていたかを具体的に教えてください。


漢文は、出るテーマが大体決まっている(諫める系、逸話系など)ので、まずはどのようなテーマかを掴むようにしていました。

こうすることにより、全体を通して筆者の言いたいことが掴みやすくなります。

また、漢文は私は各文の意味を取り、話の展開を追うのがとても苦手だったので傍線部に当たるたびに考えるのではなく、一度さらっと全文を読んでからまた傍線部に戻って解きました。

一見二度手間に見えますが、前後の文脈に加え全体を通して問われている部分では何が正答であればつじつまが通るのか、ということもヒントに解けるので、結果的には早くより正確に解くことができます。

センターの対策で役立ったこと、後悔したことをそれぞれ教えてください。


センター試験で役立ったのは現代文に関しては過去問演習ですね。選択肢の作り方がかなり独特なので、慣れが一番重要だと思います。

また、古文漢文は知識量がモノをいうので、古文単語や漢文の句形を覚えておいたことが一番役立ちました。

漢文についてはよくある本文展開の仕方(王が怒る→有能な部下が諫める→王聞き入れる→国が豊かになる、など)を知っておくのもよいです。

後悔したことは小説が他の大問に比べて演習量が少なかったことです。

小説なんてやっても上がらないでしょ、と思って他の大問:小説=2:1くらいの割合で演習していたところ、結局小説が足を引っ張るようになってしまいました。

もっと演習を積み、問題に慣れておくべきでした。

最後に大学を目指している受験生にセンターで高得点をとるためにアドバイスをお願いします!


センター国語はまずは慣れることが大切です。そのために、毎日少なくとも一つの大問を解くことをお勧めします。

毎日、というのは慣れるために多くの問題に触れるとともにできるだけ毎日触れていないと(特に現代文は)感覚が鈍ってしまうからです。

私は漢文+小説の日と古文+現代文の日を交互にしていました。

また、先ほども書きましたが古典に関しては知識の有無がモノをいいます。

日々の古文の単語を覚えたり、漢文の句形を覚えたりといった基本的な勉強を怠らないようにしましょう。