合格体験記

『1日1問で無理なく続ける』東京大学理科二類合格者の高3夏休みの英語の勉強法

『1日1問で無理なく続ける』東京大学理科二類合格者の高3夏休みの英語の勉強法
年度
2014年(現役)
入学
東京大学教養学部
合格大学
早稲田大学先進理工学部
慶應義塾大学薬学部
東京理科大学薬学部
出身高校
埼玉県本庄東高等学校
センター試験
英語 196点 / 数I・A 100点 / 数II・B 97点 / 国語 145点 / 化学 92点 / 物理 100点 / 倫理・政経 97点

夏休みに入る前の時点での第一志望、各教科の状況・課題と夏休みの「コンセプト・目標」を教えてください。


もともと薬学部を目指していたこともあり、当初から第一志望は理科二類に絞っていました。

第1回全統マーク模試の偏差値は、英語72.3、数学67.5、国語70.5、物理74.3、化学71.8、倫政60.5。

第1回駿台全国模試の偏差値は、英語70.4、数学67.2、国語60.7、物理57.4、化学64.7。

模試ではある程度解けたのですが、夏休み前に受験した大学別模試ではC判定と、思うような結果が出ませんでした。

特に、数学、物理・化学は全く太刀打ちできず、配点の半分にも達しませんでした。

東大レベルの問題を解く以前に、応用力が十分に身についていないことが分かったので、夏休み中は、基本問題から東大レベルの問題の橋渡しとして、数学では「青チャート」の応用問題、物理では「難問題とその系統」、化学では「重要問題」をメインに勉強することにしました。

一方、英語は、大学別模試でも半分以上得点できていたため、夏休みから過去問演習に移って対策を始めることにしました。もともと、得意科目であったため、早めに対策を始めて得点源にしたいという思いもありました。

夏休みに入る前にあなたが英語で抱えていた課題と、その上でどのような目標を掲げたかを教えてください。


全国模試ではそこそこ点数が取れていたので、英語に対しては特別苦手意識はありませんでした。

しかし、大学別模試になると、
「リスニングが長く、内容が聞き取れない」
「後半の長文読解に時間がかかり、最後まで解き切らない」
などの課題がありました。

東大英語の問題は、試験時間に対して問題の量が多く、試験中にリスニングがある、など独特の問題形式なので早めの過去問対策が必要だと感じました。

そこで夏休み中は、赤本に掲載されている7カ年分の過去問を解き、「問題形式に慣れる」ことと、「自分に合った時間配分や解く順番を決める」ことを目標にしました。

夏休みに取り組んだ英語の問題集とその使い方・ペース・勉強法を具体的に教えてください。


過去問には、7年分の過去問が掲載されているので、直近2年分は通しで解くために残し、まずは最初の5年分を解くことにしました。

設問ごとにじっくりと対策がしたかったので、1週間単位で対策する設問を一つ決め、その1週間ひたすらその設問を解きました。

毎日1年分解いていくと、平日5日間で1つの設問がマスターできるというペースです。土日は解いた問題の復習に充てました。

1日1問だけかと思うと、ちょっと少ないような気もしますが、数学や理科などほかの科目の勉強もあったので時間的にはちょうどよかったです。また、毎日の負担もそれほど大きくないので、最後まで無理なく続けられました。

過去問以外には、長文対策として「英語長文問題集(駿台文庫)」を解きました。これは特にノルマを定めず時間のある時に解き、最終的に夏休みの間に一周解き終わりました。

リスニング対策としては、代ゼミの東大英語リスニング講座の問題を解きました。リスニングは毎日続けないと効果が出ないという話を聞いていたので、寝る前の15分程度をリスニングの時間に充てて毎日聞きました。

夏休みに取り組んだことが秋以降どのように役立ったか具体的に教えてください。


夏休みに過去問を解いて考えた戦略を秋以降の大学別模試で実践することで、自分に合った時間配分や解く順番を早いうちから身につけることが出来ました。

もし、秋以降に過去問を解き始めたのであれば、実際に模試で実践する機会が少ないまま入試本番を迎えてしまったかもしれません。

また、夏休み中に英語をある程度完成させていたので、秋以降数学や物理化学などの理系科目の対策に余裕をもって取り組むことが出来ました。

最後に大学受験を終えてみて秋以降に英語の偏差値を伸ばすために夏休みにやるべきだと思うことを教えてください!


英語は苦手だから、まだ過去問に移らずに他の問題集で力をつけようと考えている人もいるかもしれません。

しかし、英語は、数学や理科とは異なり、文法事項を除けば既習未習の違いがあまりないので、夏休みから過去問対策を始めることをおススメします。

また、過去問を解くときは必ず時間を計るようにし、時間配分や解く順番などの戦略を練っておくと、模試での得点につながります。